喪主のあいさつにはコツがあります
INFORMATIONお葬式情報
2021.09.10
香芝市民のお葬式情報
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喪主のあいさつにはコツがあります
心に響く喪主のあいさつについて
〇故人の人生を回想しながら
喪主は、通夜、葬儀・告別式、法要を 通して、要所要所で人前であいさつをす る場面があります。
特に、まだ悲しみも癒えていない通夜 や葬儀・告別式でのあいさつは、言葉に詰まってしまう人も多いものです。でも、それでいいのです。あいさつのポイントは、うまく話そうと思うよりも、 故人の人生を回想しながら、素直な気持 ちで話すことです。 感情があふれ出てく るなら、それをそのまま言葉に出してみましょう。たったひと言でも、いつわり のない言葉のほうが、会葬者の心に深く響くはずです。
〇遺族代表として伝えたい3つの要素とは
喪主が重きを置くのは、通夜や葬儀・ 告別式などの遺族代表のあいさつです。 次の3つの要素を盛り込んで、あいさつ文を作成するとよいでしょう。
〇亡くなるまでの経過
たとえば病気で亡くなった場合、会葬者のなかには、様子を知らされていない 人もいるでしょう。くわしい病名までは言わなくとも、「5年前から入退院を繰 り返し、数日前、家族に見守られながら安らかに旅立ちました」など、大まかな経過を説明するとていねいです。
〇故人の生きざまや人柄について
「こわい顔をしていたけれど、実は子ぼんのうな父だった」など、故人の生き方 や人柄にふれると、温かいあいさつになります。遺族として心に残っている印象的な出来事を話すのもよいでしょう。
〇 会葬者へのお礼
これまで故人を支えてくれたことへのお礼と、忙しいなか時間をさいて会葬に来てくれたことへの感謝の気持ちを伝えましょう。
◎自分の言葉で話す
心に響くあいさつにするには「自分の言葉」で話すことです。葬儀社にも例文 は用意されていますが、誰にでもあてはまるような型にはまった言葉では、会葬者の心に響きません。
話す時間は短めに簡潔に・・・・が原則 で、2~3分が目安。言いたいことがた くさんある場合は、コンパクトにまとめてください。喪主のあいさつは、うまく話すよりも、 いつわりのない言葉で、 簡潔かつ短めにまとめる。
喪主が知っておきたい事についてQ&A
Q葬儀社に頼むのは、 経済的に厳しい状況です。 葬儀社なしで、 葬儀を執り行うことはできますか?
A 現実的には難しいでしょう。
できなくはありませんが、現実的には難しいでしょう。たとえば、火葬するためには、棺・骨つぼなどが最低必要ですが、 一般人には購入ルートが開かれていません。また、霊柩車の手配など、わからないことが多く、精神的にもたいへんな時期に、よけいな負担になってしまいます。経済的に厳しい場合は、インターネットで「直葬」と検索すると、費用負担を抑えたプランもあります。事前相談で最低料金を見積もり、最もリーズナブルにあげられる葬儀社に頼むほうがよいでしょう。
Q亡くなるとすぐに本人の銀行口座が凍結されると聞くけど、ほんとうでしょうか?
A 亡くなる前に、 葬儀費用の移動を。
正確には、金融機関が故人様の死を知った時点で凍結されます。ただ、それがいつになるのかは予想がつかないので、亡くなったらロ座に手をつけられないと思ったほうがいいでしょう。口座のお金は、亡くなった時点で「相続財産」となるので、勝手におろすことは、のちのトラブル の原因にもなります。「葬儀費用に」 と、本人が貯金していて、そのお金で葬儀を行う場合は、できれば亡くなる前に、喪主か施主の口座にお金を移動しておくという方法もあります。また、夫婦2人暮らしの場合は、どちらが先に亡くなっても困らないよう、葬儀費用としてそれぞれ100万円くらいはお互いの口座に入れておくと安心です。
Q弔辞を誰にお願いすればいい?
A故人を懐かしんでくれる人に。
弔辞をお願いする場合、故人のことをよく知っていて、故人を懐かしんでくれる人に頼むとよいでしょう。仕事関係の場合、地位が高い人に頼むというよりも、故人と仲のよかった同僚などにお願いするほうが自然でしょう。親族でもOK。たとえば祖父母の葬儀であれば、弔辞ではなく「感謝の言葉」「お別れの言葉」という形で、孫が読むと感動を誘います。ただし、式が長引かないように、1人3分以内で、2~3人までにとどめるようにしましょう。
Q親族から供花や供物代の集金をしづらいのですが。
A親族のなかで助っ人に頼むとよいでしょう。
親族で出す供花や供物は、喪主がとりまとめることが多いようです。喪主に支払うのを忘れ ている親族への集金は、忙しい喪主が対応するより、家族や親族の誰かにお願いしてしまいましょう。そのほか、通夜に参列する人数・告別式・火葬場まで同行する人数、通夜ぶるまいや精進落としなどの食事をともにする人数確認をお願いしておくと、喪主の負担はだいぶ軽くなります。 また、通夜・告別式当日の受付役も信頼できる親族にお願いしましょう。ひとりですべてを背負い込まず、周囲の助けを借りることが大切です。