遺品整理&形見分けについて
INFORMATIONお葬式情報
2021.09.17
香芝市民のお葬式情報
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遺品整理&形見分けについて
故人様の遺志を最優先に考えます
〇故人様の使っていたものを整理します
喪主の役目と決まっているわけではありませんが、遺族は四十九日のあとに、遺品整理を行うことが多いようです。 故人様の使っていたものを片づけることは、たいへんな労力が必要なうえ、精神的な負担もありますが、 遺品整理をすることで、心の整理もつくものです。 ですが、配偶者と子どもでは悲しみの度合いが違います。 悲嘆の大きい人がいた場合は、少し時間をおいて、納得するまで待つことも大切です。
〇形見分けは故人様の遺志を尊重しましょう
遺品整理をするタイミングで、形見分けが行われることも多いようです。「この指輪は◯〇に使ってほしい」など故人様が言い残した場合は、その遺志を尊重しそのかたに差し上げましょう。形見分けをするときは、家族・親族・ごく親しい友達などが一般的です。どんなにいいものであっても、人が使っていたものをそれ以外のかたへ贈るのは、かえって荷が重く思われてしまうこともあるので、特に目上のかたへは差し上げません。まだ新しい洋服などは、親戚などが集まったときに前に並べて、「よかったら、好きなものを持っていってください」などと相手に選んでもらうようにするとよいでしょう。
〇高価なものはひと言声をかけるようにします
高級ブランドの時計や貴金属類などは 比較的誰もが欲しがるものです。たとえば、母親の葬儀で喪主を務めた長女が、ダイヤのネックレスを見つけたとします。喪主に妹がいる場合、「お母さんの荷物を片づけていたら出てきたんだけどもらっていいかな」とひと言声をかけること。黙って使っていると、「私も欲しかったのに」とあとでトラブルのもとにもなりかねません。さほど高価なものでなければ、その場で判断しながら形見分けをしてしまってかまいませんが、貴金属類などは本来なら財産分与の対象になります。その可能性が考えられるときは、誰にどう分けるかを相談し、遺産相続の分割協議として書類上で残しておくほうがよいでしょう。
位牌・仏壇の準備について
〇四十九日法要までに本位牌にしましょう
四十九日法要までに準備しておくもの として、「本位牌」があります。 位牌は故人の霊を祀るためのもので、そこに魂が入っているとされるもの。葬儀のときは白木の位牌が使われますが、四十九日 以降は、漆塗りの本位牌に変わります。本位牌は仏具店で購入します。その ため、家に仏壇がない場合は、位牌が入 る仏壇を選ぶ必要があるので、同時に購 入するケースが多いようです。位牌には戒名・俗名・享年などを彫ったり書いたりするので、でき上がるまでに1週間~10日はかかります。 四十九 日法要に間に合わせることを考えると、葬儀のあと、早めに位牌を注文したほうがよいでしょう。なお、浄土真宗の場合は、位牌はつくらず、過去帳 (故人様の戒名・俗名・死亡年月日、享年等を記しておく帳簿)でお祀りします。
〇札位牌と繰り出し位牌について
位牌には、「札位牌」といって、1人 につき一つの位牌で霊を祀るものと、「繰り出し位牌」といって、先祖の分までまとめて収納できる屋根や、扉のついている位牌があります。 繰り出し位牌の場合は、札板に戒名や俗名などを書き、位牌の中に、先祖の位牌と一緒に収納します。
〇仏壇を買うときに気をつけることについて
仏壇は置く場所を決めてから購入しま しょう。いまは和室がない家もふえ、仏壇のスペースをとれないなど、大きな仏壇はむずかしいことが多いようです。棚の上に置けるタイプや、扉を閉めると普通の家具のように見えるものなど、 いろいろなタイプが出ているので、家の間取りやライフスタイルに適したものを選ぶとよいでしょう。
〇お墓についての考え方と準備について
先祖の墓に入れるならまずは墓石店に連絡をしましょう。先祖代々のお墓に入る場合は、四十九 日法要の日程が決まったら、墓誌(お墓の横に建てられていて、そのお墓に祀られている先祖の名前が彫られている石) や墓碑(墓石)に戒名(または俗名)、 没年月日、享年などを入れるため、墓石店に連絡をします。その場合、文字にまちがいがないように、口頭ではなく、郵送・メール・Faxなどで、正しい文字を伝えるようにしましょう。
また、お墓に納骨する際は、墓石をずらして骨をお墓におさめてもらうため、プロの手が必要。 墓石店が法要時に来てくれるか、スケジュールの確認も必要になります。どの墓石店に連絡するかわからない場合はお寺に聞けば教えてくれます。
〇お墓はあわてて購入しないようにしましょう
菩提寺がなかったり、お墓をもっていなかったりする場合は、すぐにお墓を購入するのではなく、慎重に考えるようにするとよいでしょう。 納骨するまでの間、遺骨は自宅に安置しておくかお寺に預かってもらいます。
たとえば、都会から離れた自然あふれる場所にお墓をつくっても、移動がたいへんで、ほとんどお墓参りに行けないなら意味がありません。また、高台で眺めのいい場所でも、長い階段を上らないとたどり着けないような場所では、足が遠のいてしまうでしょう。
〇継承者がいるかいないかで判断をしましょう
お墓は一度買ったら永続的に継承されていくものなので、継承してくれる人がいない、その可能性が低いという場合は、一代限りのお墓や、永代供養をしてくれるお墓、納骨堂のようなところを選択肢に入れて判断しましょう。