法要についてQ&A
INFORMATIONお葬式情報
2021.09.02
香芝市民のお葬式情報
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法要についてQ&A
遺族・喪家側
葬儀を終えても、遺族は年単位で故人様の供養のために法要を営みます。最近では、回数も規模も小さくなっていますが、法要はしっかり行いましょう。
Q母の葬儀を終えてから、兄弟姉妹や他の親族などとも話し合い永代供養にしました。三回忌や十三回忌などの法要はしなくても大丈夫ですか?
A永代供養とは、遺族(親族)に代わって、寺院や霊園が供養や管理を行ってくれる供養方法の事なので、遺族(親族)で回忌供養をする必要はありません。永代供養の場合は、法要や供養の日程や回数については、寺院や霊園によって異なります。また、特定の日に法要を行い、遺族が自由に参加するという形式のところもありますので、事前に確認しておきましょう。
Q現在残っている遺族もみんな高齢になってきているので、三十三回忌まで法要ができるかわからないです。十三回忌で弔い上げにしたいのですが大丈夫でしょうか?
A「弔い上げ」とは、年忌法要の最後として行う法要の事で、「問上げ」「問い切り」とも言います。近年、高齢化で三十三回忌前の節目の法要で弔い上げをするケースは増えています。十三回忌で弔い上げをしてもかまいません。弔い上げの際は、位牌を寺院でお焚き上げしてもらいましょう。寺院に永代供養をお願いしたり、合同墓へ合祀したりすることもできるので、菩提寺にそうだんしてみるとよいでしょう。
Q親族はみんな高齢で遠方に住んでいます。四十九日の法要や納骨は遠慮したいみたいですが、出席をお願いしても大丈夫でしょうか?
A故人様が極楽浄土に行けるかの判定が下されるといわれる四十九日は、葬儀後に迎える大きな追善供養です。ですが、近年は高齢化が進み、遠方の法要に出向くことが難しい人も増えています。法要には誰が出席しなければならないなどの決まりはありません。体調などを考慮しながら、遺族(親族)と話し合って決めましょう。
Q夫の三回忌の際に、未婚で亡くなった夫の妹の十七回忌法要も合同で営みたいけど、大丈夫でしょうか?
A菩提寺と施主が一緒であれば、合同で法要を行えます。菩提寺に事前に相談しておくとスムーズに進むでしょう。ただし、菩提寺と施主が別の場合、菩提寺に確認が必要です。時期的には早い方へ合わせて行うのが一般的です。案内状を出す場合は合同で行う事を明記しておくとよいでしょう。
葬儀後の日常の追悼・仏式
〇朝のおまいりは洗顔後の朝食前に、炊きたてのご飯・お茶・お水をお供えし、花立の水を替えましょう。
〇ろうそくに火をともし、お線香をあげ、正座をして合掌をしましょう。
〇お題目やお経を唱えて祈り、ご飯を下げましょう。
〇ろうそくの火を消し、お仏壇が二重扉なら内扉だけをしめましょう。
〇夕方も朝と同様におまいりしましょう。
葬儀後の日常の追悼・神式
〇顔と手を清め、口をすすぎましょう。
〇故人様の霊をまつる祖霊舎に、ご飯・塩・初水をお供えしましょう。
〇榊の水を替え、灯明をともして、二礼二拍手一礼をしましょう。
〇朝と夕方におまいりしましょう。
葬儀後の日常の追悼・キリスト教式
〇食事の前など、いつでも祭壇や遺影に祈ります。
〇教会で行われる日曜礼拝で神に祈ると同時に、故人様への祈りも捧げます。
さまざまな葬儀 遺族・喪家側
最近は社会や個人の価値観が変わり、様々な形の葬儀が増えています。慣習やしきたりにこだわらず、故人様の意向を大切にするのがマナーです。
Qすでに生前葬をすませている場合、亡くなった時の葬儀はしなくて大丈夫でしょうか?
Aとくに決まりはありません。生前葬を行った人が実際に亡くなった際は、さまざまな対応がされています。故人様と遺族の意向によるものなので、葬儀はしなくても問題はありません。ただし、法律上火葬はしなくてはなりません。納骨はどこで行うか遺産の整理方法や相続人についてなどは生前葬をする前に検討しておくとよいでしょう。
Q亡くなった弟は自由葬を希望していたが、具体的な内容を聞く前に亡くなってしまいました。エンディングノートなどもないので、実家の宗教である仏式で行っても大丈夫でしょうか?
A自由葬とひと口に言っても、音楽葬、お別れ会、直葬、家族葬など、様々な葬儀の形式があります。どのような葬儀を希望していたのかわからないのであれば、遺族で決めた方法で行うのがよいでしょう。また、宗教者を招かず行う無宗教葬を行った場合、菩提寺のお墓への納骨を断られる場合があります。納骨の場所もふまえて検討するようにしましょう。事前に他の親族の理解を得ておくことも大切です。
Q実家は仏教だけど、亡くなった弟は樹木葬にして欲しいと遺言を残していました。樹木葬ができる場所に埋葬するけど、葬儀は仏式で大丈夫でしょうか?
A樹木葬とは、墓石ではなく、樹木をシンボルとしたお墓のことで、基本的に継承をしない永代供養です。一般的なお墓よりも、費用負担が少ないため、近年注目を集めています。樹木葬は、埋葬方法なので、葬儀は仏式など遺族の意向で行う事ができます。菩提寺などには納骨はしない旨を伝えておきましょう。樹木葬は管理された敷地でのみ行えるもので、勝手に山や公園などで行う事は出来ません。