直葬と言う送り方は葬儀社によってやり方は様々。
INFORMATIONお葬式情報
2022.02.15
お葬式お役立ち情報
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直葬には事前準備が必要です。
お葬式をしない直葬と言う送り方をご存じですか?
お葬式を依頼するにあたり、従来の通夜、葬儀を行う送り方以外にも葬儀社によってプラン構成は様々なんです。
現在の葬儀プランは大きく分けて3つに分類されます。
・家族葬
お通夜、告別式を執り行うお葬式。規模で区切り小規模で執り行う式典を家族葬とよく表現されています。
・一日葬
お通夜を行わず、お葬式だけ行います。このお葬式の日だけ、お寺様を招き執り行います。
・直葬
お通夜、お葬式を行わず火葬のみで送るプランです。
直葬は依頼先葬儀社によって様々です。よくある流れを解説
ご逝去後、連絡を受けた葬儀社が病院にお迎えに伺います。そこから他プランと違うのが、病院から故人様だけ葬儀社の安置施設へと出発し、ご家族様はそのままご自宅に帰ります。
そこから次に故人様と対面できるのは、火葬日の当日、火葬炉の蓋が開き、炉の中に故人様が入る間際になります。
つまり、ご逝去後24時間は火葬が出来ないのですが、その間も対面不可の葬儀社が多くあります。
ここでよくあるトラブル事例をご紹介致します。
故人様のご兄弟やご家族間での葬儀プランについての相談が無く、直葬プランで依頼をしてしまったと言う事例です。
ご逝去後、ネットで葬儀社を選びコロナ禍と言うことや、経済的負担もあり、内容をよく理解しないまま直葬プランを依頼。
故人の兄弟は遠方と言う事もあり来ないだろうと思っていたが、危篤の連絡をすると「すぐに車で病院へ向かう!」と告げられるが、間に合わずご逝去。遠方と言うこともあり、先に葬儀社が病院に到着し、親戚が現在病院に向かっているので出発を待ってほしい旨お伝えすると、お体の状態からドライアイスを早く当てなければならないと言われ、体の事を言われると仕方なく出発を見送ることに。
その後親戚が到着し、葬儀社に連絡するも希望プランは火葬日当日まで顔は見れない、親戚が来てるので最後に顔を少しだけ見せてあげて欲しいと伝えると、「プラン変更」と言う事でよろしいですか?と問われ、その場合、式場、安置所を借り切りにしないといけないので、費用は約6倍程になると説明を受ける。現在は、費用が抑えられている分、合同安置所の為、他の故人もいてる為に顔が見れないと説明を受ける。
費用の負担が厳しいので、親戚へは事情を説明し、当日は見れると言う事で一旦は抑えてもらったが、その当日に親戚様の怒りが火葬場にて爆発する。
火葬場で棺の蓋は開けれない、花は一輪も手向ける事はできない。
火葬当日、ようやく顔が見れるとの事だったがルールで棺の蓋は開けれないとそこで聞かされ、お棺の顔部分にある窓から顔を見るのみで、触れることも叶わず、親戚様が用意した故人様の好物
も棺に入れることはできない為、持ち帰ることに。時間についても3分〜5分程でした。親戚は葬儀担当者に顔を直接見れないかを抗議するも、規則で出来ないの一点張り。
情けない。情けないと故人の兄弟は泣き、「最後に花一輪も入れてやる事が出来んのか」と家族を責める。
親戚からの指摘で気づいた衝撃の事実
「お前達は最後に白しょうぞくすら着せてやらんのか」と窓越しに故人を見た親戚が怒鳴り、そこで打ち合わせを思い返すと、確かにプランには白しょうぞくの記載は有り、担当者の方も白しょうぞくの着物は付いてると説明を受けました。
その場で担当者の方に確認をすると、ちゃんとプランに付いてるとおっしゃるが、故人の体は病院のパジャマのまま。
着てませんよ!と確認すると、「窓からは見えませんが、棺の足元に白しょうぞくの着物一式入れてます。」との説明。
まさかの回答が、「プランに付いてるとは言ったが、着せるとは言ってない」でした。その瞬間、自分自身の情けなさと、故人への申し訳なさに涙が止まらなくなりました。
その後、その親戚様とは疎遠となり、兄弟とも不通で現在は連絡をとっていないそうです。
これは、実際に弊社に事前相談に来られたお客様から聞いた実話のお話しです。
このケースはとにかく酷い
あらゆる状況から直葬を選ぶ方も一定数いらっしゃいます。
その中で、親戚関係やご兄弟は勿論ですが、最後の時間を一緒にできる限り過ごしたい、その場合、以下の点を踏まえると送り方は大きく違う。
・事前に関係者にもしもを踏まえた相談をしておく。
来るか来ないか、コロナ禍と言うこともあり、直葬プランを検討している旨を事前に伝える事ができれば状況は大きく変わります。
・近くの式場保有の葬儀社が鉄則
火葬場のルールで蓋を開けれない所は、実際多く存在します。逆に開けれる所がほぼありません。その為今回の事例のように会えない、花を手向けれないなどが起こりますが、ホールに安置を依頼し、花を手向ける事ができるかも確認し、事前に見つけておく事が重要です。特に、面会不可で会えないと言う事から、シャッター付き駐車場に放置、寝台車に放置などをされていた事件も多数あります。なので、仮に会えない場合も安置先はどこなのか、そして場所を聞いたら本当にそこに安置がされてるかを直接確認し、ドライアイスなどお体を守る保全の処置がしっかり行われているかも確認しておく事を強くオススメ致します。