香典・通夜
INFORMATIONお葬式情報
2021.07.09
香芝市民のお葬式情報
テーマ:
香典・通夜
弔問する側
Q葬儀に参列できないので、香典を郵送するつもりです。お返しを送ってもらった場合あとが面倒なので「香典返し辞退」と書いて少なめに包めばいいでしょうか?
A低額の香典には香典返しをしなくてもよいという考え方がありますので、持参・郵送にかかわらず、お返しを辞退したい場合は、低額にして、必ず不祝儀袋に「香典返し辞退」の旨を記載します。記載場所については、不祝儀袋の裏面や中袋の住所氏名欄の横が一般的。郵送の場合は、一筆箋などにお悔やみの言葉と香典辞退の旨を書き添えるとよいでしょう。
Q葬儀の案内が届いた際「故人の遺志により、御香典は辞退させていただきます」とありましたが、本当に香典を持って行かなくてもいいのでしょうか?
A「香典辞退」とはっきり伝えられたならば、持って行かなくて大丈夫です。故人様の遺志というのであれば尊重することが弔いになります。そういった場合に香典を持って行くと、予定にない香典返しを準備しなくてはいけなくなり、遺族に余計な手間と負担をかけてしまいます。とはいえ、どうしても心苦しい場合は、供物や供花の手配をするとよいでしょう。供物や供花も辞退されている場合は何もしない事がマナーです。
Q友達のお父さんが亡くなりました。遠方に住んでいる友人と3人の連名で香典を郵送してもいい?
A香典は個人で出すものですが、3名までなら連名でもよしとされていますので、不祝儀袋の表に、3人のフルネームを書きましょう。4人以上になる場合、表書きは「○○サークル一同」や「○○会社同僚一同」などとし、遺族がわかりやすいよう、内袋や便箋に全員の名前と住所を記載しましょう。
Q香典を受付に出した後、不祝儀袋にお金を入れたかどうか心配になってきた。出した後なのでこのままうやむやにしてもいい?
A確認した方がよいでしょう。ただし、当日は遺族も忙しいので、後日「失礼をしてしまったと思うのですが」などと切り出して確認してもらいましょう。落ち着いた頃にお参りに行き御霊前を渡すとよいでしょう。直接行くのが難しい場合は、郵送でも大丈夫ですが「郵送で失礼します」などのお詫びの言葉を添えるようにしましょう。
不祝儀袋の種類と金額
香典を用意する際に迷うのは、不祝儀袋の種類と金額ではないでしょうか?
一般的なマナーはおさえておきましょう。
〇仏式…「御霊前」と書かれたものが一般的です。浄土真宗では「御仏前」「御香典」を用いる。
〇神式…「御玉串料」「御榊料」「御神前料」など。「御霊前」でもよいが、蓮が描かれている物は仏式なので気を付けましょう。
〇キリスト教式…「お花料」が一般的。カトリックであれば「御ミサ料」でもよい。十字架や花模様が描かれている物が一般的ですが、白封筒でもよいでしょう。
〇金額について…「目上に薄く(少なく)目下に厚く(多く)」が基本です。金額の目安について
祖父母…1万-3万円
親…5万-10万円
兄弟姉妹…3万-5万円
親戚…1万-3万円
友人・その家族…5千円
仕事関係…5千円-1万円
隣近所…5千円
Q通夜に参列する事になりましたが、袱紗を持っていません。香典袋のまま出すのは失礼と知っているので、地味な色柄のハンカチに包んで持って行ってもいいですか?
A袱紗に包むのは、香典袋が汚れたり、水引の形が崩れたりするのを防ぐために使うものですので、ハンカチで代用することは可能です。その際は、できるだけ無地で黒系統の物にしましょう。ハンカチは代用品なので、今後の為に用意しておくとよいでしょう。受付に香典を出す際は、お悔やみを述べたのち、袱紗から取り出します。袱紗を手早くたたみ、香典袋を相手に向けて両手で差し出しましょう。
Q仕事が終わってから、通夜に参列する予定ですが、斎場に登着するのは開式時刻より30分程度遅くなりそうです。遅れても大丈夫でしょうか?
A開式時刻迄に式場へ行かれるのがベストですが、仕事などで30分程度遅くなる事は問題ありません。ただし、焼香が出来ないほど遅くなっては意味がありませんので、目安は開式時刻から1時間程度まで。式場などに何時頃まで焼香ができるか問い合わせておくとよいでしょう。読経や法話、挨拶中などに式場へ入られる際は静かに入りましょう。
Q知人の通夜に参列した際、通夜ぶるまいで、親族に引き止められ1時間程度飲食と話をしました。通夜ぶるまいで長居をするのはよくないと聞きますが、親族に引き止められた場合は、問題ないですか?
A故人様やご遺族とそれほど親しくない場合であれば、30分程度で引き上げるものとされていますが、ご遺族に引き止められて、1時間程度になってしまったのであれば仕方ありません。誰かと故人様の思い出を話したいというご遺族の気持ちを受け止めてあげましょう。通夜ぶるまいは、弔問客へのお礼やお清めとともに、故人様への供養のために最後の食事を共にするという意味もあります。ご遺族からすすめられたのであれば、短い時間でも座って箸をつけるとよいでしょう。
Qクリスチャンなので、数珠を持っていないのですが、仏式の通夜に参列する際、数珠の代わりにロザリオを持って行ってもいいのでしょうか?
A通夜や葬儀に参列する際は、故人様やご遺族の宗教に敬意を払って合わせるべきですので、仏式の通夜・葬儀にロザリオを持って行く事は、仏教への冒涜に当たってしまいます。ただ、クリスチャンである人は、数珠を持つ事は許されませんので、この場合は何も持たずに参列しましょう。心を込めて拝めば、問題はありません。逆に仏教の方が、キリスト教式や神式の葬儀に数珠を持って行く事もやめておきましょう。