コロナ禍で選ばれる会葬者に配慮したお葬式
INFORMATIONお葬式情報
2022.02.07
香芝市民のお葬式情報
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「お通夜をしない家族葬プラン」増えています。
お葬式といえば、お通夜、お葬式と2日間に渡って執り行いますが、現在は様々な環境変化に伴い葬儀の執り行い方も多様なプランが出来ました。
コロナ禍の今、最も選ばれるプランは家族葬1日プランです。
お通夜を行わず、葬儀のみ執り行うのでご高齢のご親族様も夜通しの火の番が無く、葬儀式の1時間なので連絡を受けた即日に遠方からすぐに新幹線等で駆けつける事が無くなり、体力的負担が大きく軽減されます。
また、コロナでの収入減に伴い葬儀だけでは無くその後のお供養の事も考え、費用負担の軽減にもなります。
お通夜が無くなることで何が変わるのか
費用面の変化で言うと、お通夜が無くなることで式場の使用料が1日分不要となります。寺院により違いがありますが、お布施もお通夜分が無くなり、お通夜振る舞いもなくなります。
体力的負担や経済的負担の軽減などのメリットはあるが、家族葬1日プランを選ぶことを懸念する方は、無くなる事と同時に失う事も考えています。
それは時間です。
お通夜を行うと、最後の夜をお過ごし頂きますのでお通夜の後に故人様の様々なお話をしながら兄弟、家族、ご縁ある方々から知らなかった故人の想いを伺ったり、又は話したり。
旅立ちを受け止めるには時間がかかります。故人様と過ごすお通夜の時間は、葬儀後の生活にも大きく関わってきます。
宗教的儀礼や、ただ一緒に過ごす、話す。故人を前にして行うことで、心のあり方が変わります。
葬儀後も、勿論話す事は出来ますし、初七日や1周忌などお経をあげて頂く機会はありますが、故人様がいてるか、いてないかは重要なことなのかがわかります。
自宅での看取りなど状況によっても違う
最後の時間を過ごすにあたり、自宅での看取りの場合、心残りなく十分に話をした、親戚や関係各位皆様が比較的近場に住んでおり、生前に来ていただいたなどの理由から、お通夜が無くても大丈夫との意向を示す方もいらっしゃいます。
故人様が生前の遺志で、1日葬を望まれたので想いを実現させるためという方もいらっしゃいます。
ですが、入院中、または介護施設などで過ごされていて、現在はコロナで「全く面会が出来なかった」という状況の方は選ばれるのが少ない傾向にあります。
実際1日葬の場合に一緒に過ごせる時間は、約2時間程です。
お葬式当日の開式1時間前にお集まりいただき、その後お葬式中の1時間です。
お葬式においては、火葬場の場所などから、30分程で火葬場へ向けて出棺をしなければならないケースもあるので、開式の少し前に来られた方などは、お葬式中はお顔を見ることは出来ませんので、過ごせる時間は数分のみとなります。
このケースの場合、出棺時間を考慮して開式することを依頼された葬儀社にお伝えしてください。
例えば、葬儀時間が午後12時の開式、午後1時のご出棺。この場合火葬場の予約時間は午後1時です。この1時という時間も火葬場によっては1時に火葬場到着で良い場合と、1時に点火を行うという場合があります。これはその火葬場によって違いますので、葬儀スタッフに確認してください。
ここで変わってくるのが、1時に点火の場合です。1時に到着の場合でも距離によりますが仮に15分ほどの距離だとした場合、式場は12時45分には出棺しなければいけません。
45分に出棺となれば、お経の時間や皆様の焼香の時間が全体で30分とした場合、最後のお蓋を開けてのお花を手向けるお別れのお時間は約5分程になります。
その後、お蓋を閉じて皆様がお荷物関係をまとめて所定のお車に乗り込むには早くても10分ほどはかかるため、式進行をするスタッフはこのような時間配分で計算します。
1時点火の場合は、さらにお別れの時間はありません。お葬式で見た事はありませんか?祭壇の花は綺麗に残したまま親族一同などの供花だけ数本切って時間になったので出棺のアナウンスが入ったお葬式。
どうすれば防げるのか
それは、火葬場予約の到着時間から「余裕を持った開式時間にする」ことです。先程の例の場合1時が火葬場到着なら、開式時間を30分早く設定してもらいます。
11時30分開式にして、12時30分の出棺にしてもらう。そうすると、最後のお花を手向ける時間や副葬品を手向ける時間も確保する事ができます。
尚、祭壇のお花もしっかり切ってもらうようにお伝えください。
葬儀社によっては、祭壇のお花を残し、次のお通夜に回すなどもございますので、しっかり切ってもらうようにお伝えする事で次の葬儀をされる方を守ることにも繋がります。
1日葬の場合、お通夜の過ごし方は実は葬儀社によっても違う。エンセレモニーではどうしてるのか。
お通夜に当たる日は、ホールで家族だけで過ごす事もお選びいただいています。遠方の親戚や体力的に負担をかけれない方は葬儀の日にお集まりいただき、お近くのご家族は通夜の日に集まって故人様と気兼ねなく過ごしていただいています。お通夜式ではありませんので、時間の縛りがない分、お仕事が終わり次第式場に集まられたり、私服でゆっくり過ごし、葬儀式の際はしっかり喪服に着替えるなど、近親者で集まり送る利点を活かし、皆様無理なく送っていただいております。ご家族様には様々な事例や選択肢の中から家族らしい送り方をお決めいただき、後悔のない式典をご提案致します。