葬儀・法要のあいさつ、手紙の実例集|奈良県で家族葬をあげるならエンセレモニー
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2024.03.31
お葬式お役立ち情報
テーマ:
葬儀・法要のあいさつ、手紙の実例集
遺族のあいさつと手紙文例
葬儀・告別式では、喪主または遺族代表が、最後の別れを告げるあいさつを行います。
心を込めて、参列者に対してのお礼を述べましょう。
葬儀・告別式での遺族のあいさつ例
息子(喪主)が亡き父を偲んでのあいさつ
本日は、あいにくの大雨でお足元の悪いなか、父〇〇(フルネーム)の葬儀ならびに告別式にお集まりいただきまして、まことにありがとうございました。
私は故人の長男で〇〇(フルネーム)と申します。
遺族、親族一同を代表いたしまして、ひと言ごあいさつを述べさえていただきます。
父が息を引き取りましたのは、〇月〇日の午後〇時〇分のことでございました。この春から持病の〇〇を悪化させて入院しておりました〇〇病院にて、家族が見守るなか、まるで眠るようにおだやかに逝きました。享年〇歳でございました。
本日、このようにして生前親しくおつきあいいただきた皆様方にお会いし、お見送りいただいたことを、故人も大変喜んでいることでございましょう。
母は、〇〇歳で健在でおりますが、これからは寂しくなることでしょう。今後は私どもが母を支えてまいりますが、変わらぬ好誼をいただきますよう、お願い申し上げます。
生前、皆様には親しくおつきあいいただき、ご厚誼、ご厚情を賜りましたことを遺族、親族一同、心からお礼申し上げますとともに、今後とも変わらぬご支援ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
本日はまことにありがとうございました。
言い換え例
〇喪主が高齢や体調をくずしている場合などの自己紹介
私は故人の長男で〇〇と申します。喪主である母が体調をくずしておりまして、かわりまして私が、遺族、親族一同を代表いたしまして、ひと言ごあいさつを述べさせていただきます。
〇父が天寿をまっとうした場合
父は、大正、昭和、平成の3つの時代をしっかり生き抜きました。まだまだ長生きをして親孝行のチャンスを与えてほしかったと悔やまれもしますが、2人の孫に囲まれて楽しそうにしていたことがせめてもの慰めでございます。
〇定年退職していた場合
定年後の父は、在職中の仕事人間ぶりとはうって変わって、趣味の釣りに山登りにと、好きなことをして悠々自適の生活を楽しんでおりました。少々、早すぎたかもしれませんが、悔いのない一生であったのではと思っています。
息子(喪主)が亡き母を偲んでのあいさつ
皆様、本日はお暑い中を母のために葬儀にご参列いただきまして、感激に堪えないところでございます。おかげさまで、つつがなく葬儀を終えることができました。遺族を代表いたしまして、厚く御礼申し上げますとともに、ひと言ごあいさつを述べさせていただきます。
私は、故人の長男〇〇でございます。母は長らく心臓病を患っており、入退院を繰り返しておりましたが、一昨日、午前〇時〇分、〇〇病院にて、家族に見守られながら、眠るように息をひきとりました。享年68歳でした。
母の存命中は、皆さまがたからのひとかたならぬご厚誼、ご厚情を賜り、深く御礼申し上げます。
皆さまからのお励ましに本人も私たち家族もどれだけ救われたかわかりません。また、母はにぎやかなことが大好きでしたので、本日このように大勢の方にお集まりいただきまして、とても喜んでいることと存じます。
どうぞ、母亡き後もいままで通りにご厚情を賜りますよう、お願い申し上げます。
本日はまことにありがとうございました。
言い換え例
〇天寿をまっとうした場合
母は、一昨日の夜、突然気分が悪くなって病院で診察を受けましたが、そのまま帰らぬ人となりました。享年85歳でございましたが、そのまま帰らぬ人となりました。享年85歳でございました。天寿をまっとうしたことをわかっていたのか、安らかな最後であったのが、せめてもの慰めでございます。
妻が亡き夫を偲んでのあいさつ
故人の妻、〇〇でございます。本日はお寒いところご多用中にもかかわらず、夫〇〇(フルネーム)の葬儀ならびに告別式にお運びくださいまして、まことにありがとうございました。また、たくさんの方々にご丁寧にお見送りいただきまして、厚く御礼申し上げます。
夫は、昨年の春から体調をくずして入院しておりまして、暮れ頃にはいったん退院できるほどまでに回復していたのですが、先月の終わりに容態が急変し、一昨日、息を引き取りました。享年39歳でございました。
皆様からご支援をいただきまして、仕事も順調に軌道に乗った矢先のことで、たいへん残念ではございますが、存分に生き抜いたと信じております。あらためて、生前のご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
本日はまことにありがとうございました。
言い換え例
〇突然の交通事故で死亡
通勤途中で事故に遭いまして、病院に運び込まれましてからもなんとか命だけは助かりますように強く祈っておりましたが、思いがかなわず、一昨日、家族が見守るなか、眠るように息をひきとりました。
〇残された子どもがいる場合
今後は、残された子どもを育て上げることが、私の使命であり、それが主人への何よりの供養になると信じております。今後とも、私ども家族に対しまして、夫の生前と変わらぬおつきあいのほどをお願い申し上げます。
精進落としに際してのあいさつ
〇始まりのあいさつ
本日は夫〇〇(フルネーム)の葬儀にさいしまして、皆様方にはまことにお世話になりました。おかげをもちまちして、葬儀一切を滞りなく終了することができました。
あらためてお礼を申し上げます。
ささやかではございますが酒肴をご用意させていただきましたので、どうかお疲れをほぐしていただければと思っております。どうぞごゆっくりお召し上がりくださいませ。
〇終了のあいさつ
皆様、本日はまことにありがとうございました。もっとゆっくりしていただきたいところではございますが、皆様もお疲れでございましょう。あまり長いことお引き止めしては申し訳ございませんので、このへんでお開きにさせていただきたいと思います。不行き届きの段は、どうぞ、お許しくださいませ。
今後とも故人の生前と変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
本日はまことにありがとうございました。
偲ぶ会に際しての遺族のあいさつ
〇始まりのあいさつ
皆様、本日は父〇〇のお別れ会(偲ぶ会)にお集まりいただきまして、まことにありがとうございます。私は長男の〇〇でございます。ひと言、ごあいさつを申し上げさせていただきます。
すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、父は二年ほど前から胃がんを患っておりました。一時は快方に向かい、昨年などは好きな釣りにも行けるほど元気になり、私も「さすが、親父」と、その精神力に驚いていたほどだったのです。
ところが今年に入りまして、病状は次第に悪化。春に入院してからはみるみるうちに弱ってしまい、ついには帰らぬ人となってしまいました。亡くなりましたのは12月1日。享年56歳でございました。
じつは、父にはがんであることを告げてはおりませんでした。ところが、どこかで自分の病気が不治の病であることを察していたのでしょう。ある日、私と二人きりになったおりに「覚悟はできている」と語り始めたのです。そのときに父は私にふたつの願いを残しました。そのうちのひとつが「葬儀は身内だけでささやかに行うこと」でした。もともと父は肩の凝るような儀式が好きではありませんでした。そのことはお集まりいただいた皆様方のほうが、よくご存じかもしれませんが。
このような理由がございまして、皆様方にはたいへん失礼かと思いましたが、葬儀は身内のみでささやかに行わせていただきました。この場を借りて、失礼をお詫びいたします。
話が長くなってしまいました。本日は、父の会社の皆様のお力添えをいただき、このような場を設けることができました。どうか、父の思い出話などをしていただきながら、ゆっくりとおくつろぎください。
本日は、本当にありがとうございました。
〇終了のあいさつ
皆様、本日はまことにありがとうございました。もっとごゆっくりしていただきたいところではございますが、そろそろお時間のようでございます。以上をもちまして、父のお別れ会を終わらせていただきます。
ところで、先ほど私は父が亡くなる前にふたつの願いを残したと申し上げました。ひとつは葬儀のこと。もうひとつは「母を大切にしろ」ということです。父の言いつけ通り、母を大切に守り、頑張ってまいります。
本日は本当にありがとうございました。