副葬品
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2022.02.18
お知らせ
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副葬品
副葬品とは?
古代、死者を弔うために、または死後の世界で必要な物をともに埋葬しました。この時埋葬されるものが副葬品です。
現代では火葬の際に棺に納められるもの、またはお骨とともにお墓に入れられるものです。
どのような物を収めてよいのか、何を収めてはいけないのか、また収める際の注意点について解説します。
故人に関する品
・故人の手紙
故人様に充てて書かれた手紙、また故人様が大切になさっていた手紙などは収めて頂いて問題ありません。ただし量が多くならないよう注意が必要です。
・故人の好んだ品
趣味の品や好物などはある程度の量で燃えるものであれば収めて頂いて問題ありません。量が多いもの、燃えにくいものなどは棺に納めることはできません。棺の上に安置し、火葬の際はお持ち帰りいただくことになります。
・故人の衣類
燃えにくい素材のもの、量が多くなると燃えにくいものが多種あります。2着程度を収めることをお勧めします。また、合成繊維等は有毒物質の発生原因になりお骨を汚染してしまう恐れがあります。可能であれば天然素材のものを収めることをお勧めします。
・故人の遺言状等に記された品
故人様が納棺時に納めて欲しいと遺言なさった物は基本的に収めて頂けるものは収めていただいて構いません。火葬場等の都合により収めて頂くことが出来ないものは納骨時に一緒に納めて頂く等対応が必要です。
・故人への手紙
故人様に充てて書いた手紙は数が多くなると燃え残る可能性があります。燃えもこらないように数を少なくする、寄せ書きにする等の対応が必要です。
確認が必要な物
・眼鏡や入れ歯等
眼鏡や入れ歯は金属製品なので収めることが出来ないものです。しかし火葬場によっては生前にご愛用であったものを1つだけ収めて頂くことが出来ます。
・医療器具
ペースメーカーや人工関節等お使いの方は事前に相談が必要です。ペースメーカーは過熱による爆発、お骨の汚染の恐れがあります。人工関節はお骨の変色、汚染の恐れがあります。医療器具をお使いの場合は故人様の為相談をお願いいたします。
制限がある物
・大きな品
大きなものは燃えにくくなっています。不完全燃焼はお骨に悪影響を与える恐れがあります。出来るだけ小さいもの、または小さく分割したものを収めるよう心がけてください。
・生の品
故人様の好んだ生鮮食品を収める際は注意が必要です。水分の多いものは不完全燃焼や爆発の恐れがあります。出来るだけ切り分けたもの、量を少なくするなどして収めて頂くよう心がけてください。また収める際にスタッフ等に納めて大丈夫か確認を取って頂くと安心です。
火葬時入れられない品
・お骨の破損、火葬施設の損壊等の恐れがある品
爆発する恐れのあるもの、金属製品、陶器などの燃えないものは収めることが出来ません。
爆発恐れのあるものはお骨の破損、火葬施設の破損の原因になります。金属製品や陶器はお骨の変色、汚染の原因となります。これらの品は故人様の為、火葬施設の安全の為に納めないようお願いいたします。
・燃焼により環境に悪影響を与える恐れのある品
合成樹脂、人口化合物等燃焼によりダイオキシン等の汚染物質を発生するものは収めて頂くことが出来ません。環境汚染だけでなくお骨の汚染、変色の恐れがあります。収めて頂いて問題ないか不安な際はスタッフ等に確認をお願いいたします。
・不完全燃焼の恐れがある品
不燃性の物、大きいもの等は完全に燃焼しない場合がございます。これらはお骨へ悪影響を与える、異臭の原因となることがございます。
・写真
ご存命の方の写った写真を収めると一緒に連れていかれる等のお話があります。ご存命の方の写った写真を収める際は、写っている方の承諾を得て収めるようお願いいたします。
・貨幣
貨幣損傷等取締法に違反するため貨幣を収めて頂くことはできません。収めるための偽貨幣、写真等に写したものであれば収めて頂くことが出来ます
故人と一緒に火葬出来ないときの対応
・写真にする
故人様のご愛用の品、もしくはご趣味の品等収めることが出来ないものを写真に撮って収めて頂くことが出来ます。
・棺の近くもしくは上に安置する
あまり大きく、重くないものであれば棺の上にご安置することが出来ます。また棺の上ではなく近くに置くこともできます。
・骨壺に入れる
非常に小さいものであればお骨とともに骨壺に納めて頂くことが出来ます。
・お骨とともに埋葬する
骨壺に納めることが出来ないものはお墓に納めることが出来る場合がございます。収める場合は墓地の管理者に確認を取ってから収めるようお願いいたします。
副葬品の簡単な判断基準
・爆発・汚染とうの問題の起きないもの
・ご遺骨に悪影響を与える恐れのないもの
・火葬施設に悪影響を与える恐れのないもの
以上の3点に気を付けていただけると大きな問題はないです。
副葬品に関しましてご不明点がございましたら縁セレモニーにお気軽にご相談・お電話ください。また副葬品に関係のないことであってもご気軽にご相談・お電話ください。