紫に包まれた想いと最後のうな重|香芝市で送る心静かな家族葬

INFORMATION

葬儀事例

2026.01.10

葬儀事例

好きな色に包まれ、最後は憧れの味とともに|香芝市で行った家族葬の記録

葬儀事例名

香芝市での家族葬

葬儀費用(内訳)

プラン料金 539,000円

プラン料金以外にかかった費用 

湯灌 66,000円

火葬料金(香芝市営火葬場への支払い) 10,000円

費用総額

615,000円

葬儀式場 イートホール香芝
葬儀社の担当者コメント

今回お手伝いさせていただいたのは、香芝市にて親族18名で執り行われた、心静かな家族葬でした。

ご家族が最初にお話しくださったのは、「紫色が好きだったんです」という、故人様らしさを象徴する一言でした。

故人様は、生前より紫色を好まれ、身の回りの小物や服装にも、さりげなく紫を取り入れておられたそうです。そのお話を受け、私たちは式場全体が自然に故人様を感じられる空間になるよう、背景や祭壇のお花に紫を基調とした色合いを取り入れるご提案をいたしました。

濃すぎず、華美になりすぎない、やさしく品のある紫を基調とした祭壇の中で、その紫色が静かに映え、故人様のお人柄を表すような、落ち着きのある空間が整いました。

祭壇中央には、紫を中心に淡い色合いの花々を重ね、背景にも同系色をあしらうことで、式場全体がやわらかく包み込まれるような印象となりました。ご家族が祭壇をご覧になった際、「お母さんらしいね」「きっと喜んでいると思う」と、自然と笑顔を浮かべられていたことが、とても印象に残っています。

また、お打ち合わせの中でご家族からお聞かせいただいたのが、「うなぎを食べたがっていた」という、故人様の最期の願いでした。

体調のこともあり、生前には叶わなかったその想いを、何か形にできないか——。ご家族と相談を重ねた結果、当日はうな重をご用意し、お供えとして祭壇にお飾りすることになりました。

式当日、祭壇の前に丁寧に置かれたうな重を見て、ご家族の方が「やっと食べられるね」と静かに声をかけておられた場面は、今も心に残っています。それは決して派手な演出ではありませんが、故人様とご家族の間にあった日常の延長線上のお別れであり、家族葬だからこそ実現できた大切な時間だったように思います。

そしてお別れの際には、そのうな重をお棺の中へ。

「好きなものを食べさせてあげたかった」

そう語られながら、そっとお納めされるご家族の姿には、深い愛情と感謝の気持ちがあふれていました。言葉は多くなくとも、その一つひとつの動作が、故人様への「ありがとう」を物語っているようでした。

式の間、参列された18名のご親族様は、それぞれが故人様との思い出を胸に、静かにお別れの時間を過ごされていました。紫に包まれた祭壇の前で、思い出話を交わしたり、写真を見つめたり、時には涙しながらも、どこか穏やかな空気が流れていたことが印象的でした。

私たちエンセレモニーでは、「その方らしさ」を何よりも大切にしています。

今回のご葬儀では、紫色と、うな重という二つの要素が、故人様そのものを表す大切な手がかりとなりました。それらを無理なく、自然に葬儀の中へ取り入れることで、ご家族にとっても「悔いの残らないお別れ」につながったのではないかと感じています。

お別れのかたちは、ご家族ごとに違います。

正解は一つではありません。だからこそ私たちは、形式に当てはめるのではなく、ご家族のお話に耳を傾け、その想いを一つずつ形にしていくことを大切にしています。

紫に包まれ、大好きだった味とともに旅立たれた故人様。

その穏やかな表情と、ご家族の静かな想いが、これからも皆様の心の中であたたかく生き続けていくことを、心より願っております。

参列人数

18名

安置場所 イートホール磯壁
火葬場 香芝市営火葬場

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