ぬいぐるみとカメラが語る「その人らしさ」|香芝市で叶えた家族葬

INFORMATION

葬儀事例

2025.12.20

葬儀事例

大切な相棒と歩む最期の時間|香芝市で寄り添う家族葬

 

 

葬儀事例名

香芝市での家族葬

葬儀費用(内訳)

プラン料金 539,000円

プラン料金以外にかかった費用 

湯灌 66,000円

霊柩車 55,000円

火葬料金(香芝市営火葬場への支払い) 10,000円

費用総額

670,000円

葬儀式場 イートホール香芝
葬儀社の担当者コメント

香芝市にある斎式場にてお手伝いさせていただいた今回の家族葬は、
華美な演出よりも、故人様の人生そのものを静かに映し出すような、温もりに満ちたお別れの時間でした。

祭壇に目を向けると、まず視界に入るのは、やわらかな色合いの生花に包まれた棺の上に、そっと置かれた一体のぬいぐるみです。
ほんのりとした表情のそのぬいぐるみは、まるで「いつもの居場所」に戻ってきたかのように、自然にそこに佇んでいました。

ご家族様にお尋ねすると、「施設では、よくこれを枕元に置いていたんです」と、静かに教えてくださいました。
眠る前や体調が優れない日、特別な意味を持たせることなく、ただそこに“当たり前の存在”としてあったもの。
そのぬいぐるみは、故人様が最後まで大切にされていた、安心ややすらぎの象徴だったのだと思います。

葬儀の場において、棺の上に何を置くかには、ご家族それぞれの迷いと想いがあります。
しかし今回は、「迷う必要がなかった」と感じました。
それほどまでに、そのぬいぐるみは故人様の時間と自然に溶け合っていたのです。

棺のそば、もう一つ印象的だったのが、黒いスーツとともに丁寧に飾られたカメラの存在です。
きちんと掛けられたスーツは、仕事や外出の際に身を整える故人様のお姿を思い起こさせます。
その横に置かれたカメラは、単なる趣味の道具ではなく、「人生を記録する相棒」のように感じられました。

ご家族様のお話では、故人様は日常の中で何気ない風景や、ご家族の姿をよく写真に収めておられたそうです。
決して特別な被写体ではなく、散歩道の空、庭先の草花、家族の何気ない後ろ姿。
「後から見返したときに、思い出せたらいいから」と、笑いながらシャッターを切っていたと伺いました。

そのカメラがスーツのそばに置かれていたことで、
“働く人としての顔”と“日常を大切に切り取る人としての顔”が、同じ空間に並んで存在しているように感じられました。

人生の中で、誰しも複数の役割や表情を持っています。
今回の祭壇は、それらを一つにまとめて飾るのではなく、
「それぞれが大切だった」という事実を、そのままそっと並べているようでした。

祭壇テーブルには、写真や手紙、折り鶴、思い出の品が丁寧に配置されていました。
一つひとつに説明書きはありません。
けれど、ご家族やご参列の方が立ち止まり、自然と語り出すきっかけになっていたのが印象的です。

「これ、あの時の写真やね」
「こんなものも撮ってたんやね」

言葉は多くなくとも、視線と記憶が重なり合う、穏やかな対話がそこにありました。

今回の家族葬では、進行を急ぐことはせず、
ご家族が思い出に触れ、立ち止まり、また前を向くための“間”を大切にしました。

ぬいぐるみも、スーツも、カメラも。
どれもが「語らせよう」としたものではなく、
そこに置かれたことで、自然と語り始める存在だったように思います。

私たちエンセレモニーが心がけているのは、
故人様を説明することではなく、感じてもらう場を整えることです。

今回のお見送りは、まさにその姿勢が形になったひとときでした。
特別な演出がなくとも、故人様の生き方や温度は、静かに、しかし確かに伝わっていました。

香芝市での家族葬を通じて、
「その人らしさは、言葉にしなくても伝えられる」
そんなことを改めて教えていただいたお葬式でした。

この想いを胸に、これからも一件一件のお見送りに、真摯に向き合ってまいります。

参列人数

15名

安置場所 イートホール磯壁
火葬場 香芝市営火葬場

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