親戚の葬儀に参列する時のマナー
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2022.03.29
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親戚の葬儀に参列する時のマナー
祖母・祖父や遠い親戚の葬儀には参列する?参列しない?
祖母や祖父、遠い親戚の葬儀の知らせがあった際に参加すべきか、香典やご家族にどのように声をかけるべきか悩んだことはないでしょうか?平日仕事をしている時や遠方での葬儀で、参加に苦労するような場面もあると思います。そんなときに参列すべきか、何をすべきか、一般的な考え方をご紹介いたします。
祖父や祖母より遠い親戚の葬式には参列すべき?
親戚の葬儀に出席した方がいいのか、迷ったことは誰でもあるのではないでしょうか。
訃報は予期せぬタイミングで頂くことが多く、他の大事な予定や仕事の関係で参加が難しく、どうすれば良いのか迷った経験がある人も多いはずです。
結論としては、祖父や祖母の葬儀は基本的に参加すべきです。
ですが、あまりに縁遠かったり、生前ほとんど会ったことがないような遠い親戚であれば無理に参列する必要はありません。しかし生前交流がなくても、近しい親類であれば、一般的には参列した方が良いでしょう。それでは親しい親類とはどの範囲までのことを指しているのでしょうか。
法律をひも解くと、親族とは「6親等以内の血族および配偶者と、3親等以内の姻族」とされています。ですが、実際これらの人々全員が葬儀に参加できるかは難しい場合が多いです。
そのため、葬儀に参列する親族は3親等くらいまでというのが一般的な考え方です。祖父母はもちろん、叔父さんや叔母さん、甥や姪も3親等に入ります。いとこは厳密に言うと4親等ですが、生前交流があったのであれば参加するのが望ましいでしょう。また、故人との関係ではなく、喪主との関係で参列するかどうかを判断するという方法もあります。
葬儀は故人のためのものですが、その遺族や親類との交友関係にも影響を与えます。故人とは縁遠くとも、喪主とは親しいというのであれば、遺族として悲しんでいる人を慰めるという意味でも参加するといいでしょう。
参列すべきかはどれだけ近しい間柄かというのも重要
あまり近しくないのであれば、見合わせることも相手への礼儀になります。逆に言うと、あまり親しくしていなくても関係が近いのであれば参加するのがマナーです。
血縁は遠くとも、生前交流を持っていたのであれば参加するといいでしょう。葬儀に参加する、もしくは弔電を送るか迷ったら、3親等かどうかを目安に考えるといいでしょう。
葬儀に参列できないときのマナーは?
葬儀に参加できない場合は、葬儀までに弔電を送り、遺族へのお悔やみを伝えるのがマナーです。
弔電は葬儀に参列できない代わりに送る物なので、通夜や葬儀に間に合うように送りましょう。
どうしても手配が間に合わないときは、電話で参列できない旨を伝えるようにしましょう。このとき、参列できないことと後日改めて弔問に向うことを手短に告げ、長電話は避けるようにします。遺族は葬儀の準備や、他からも電話がかかってくる可能性があるので、長々と話すのは迷惑になってしまうのです。
弔電の送り方
弔電を送るときは、宛名を喪主の名前にして送ります。喪主の名前が分からないときは「故〇〇様ご遺族様」とします。
斎場では複数の葬儀が行われていることも多いため、混ざってしまわないように名字だけではなくフルネームで宛名を書くようにしましょう。
弔電は葬儀が執り行われる斎場に送るため、事前に斎場の住所と電話番号を確認しておく必要もあります。
斎場の場所が分からないときは喪家宛てに送りますが、行き違いがないよう一方入れておくと安心です。
送る文面は、予め用意されている文面集を参考にするといいでしょう。自分で作成することもできますが、その際はマナーを守ることが大切です。
まず故人に対する敬意を表すため、故人の名前は氏名ではなく、喪主との続柄を敬称で表現します。
受取人の実父であれば「ご尊父様」や「お父様」、配偶者であれば「ご主人様」や「ご令室様」などです。
お悔やみの言葉ですから、「また」「たびたび」「かさねがさね」といった繰り返し言葉を使わないよう気を付けましょう。不幸が繰り返し続くことを連想させるためマナー違反になってしまいます。
また「死」や「生存」といった不幸を連想させる忌み言葉も使ってはいけません。
葬儀の日時が差し迫っている場合は、NTTの電報申し込みを利用するのがいいでしょう。電話で115番にかければオペレーターに対応してもらうことができ、19時までに申し込めば全国どこでも当日中の配達が可能です。
24時間受け付けてくれるインターネットサービスもあるので、これを利用するのもよいでしょう。
その他の民間業者を利用するという選択肢もあります。
電報台紙も漆やちりめんで装飾されたものや、花が付いたものなどいろいろな種類から選ぶことができます。ただ業者によって当日配達が可能な受付時間が変わってくるので、必ず確認しておくことが大切です。
弔電は葬儀に直接参列できないときにお悔やみを伝えるための大切なものです。送るときは弔電だけで済ませるのではなく、後日弔問に訪れたり、手紙を送るなど、故人と遺族への心配りを大切にしましょう。
親戚の葬儀に参列する際のマナーや振る舞い
お通夜が終わると、通夜振る舞いがあります。
ただ食事をするのではなく、故人の思い出を共有し、遺族を慰めるという意味が込められています。
関東では一般会葬者も含めて参加することが多いですが、関西では遺族や親族のみで行うところが多いようです。親族は基本的に参加するのがマナーとなっています。
通夜振る舞いはお箸をつけることが供養になるとされているので、一口でも頂くのが礼儀です。話し込んだりせず、手伝えることがあれば積極的に動くようにしましょう。
まとめ
いずれの項目も葬儀後もうまくお付き合いできるよう知識として覚えておくとよいでしょう。