“形式が違っても大丈夫?”親族の宗教観が違うときの進め方
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お葬式お役立ち情報
2026.02.08
お葬式お役立ち情報
【“形式が違っても大丈夫?”親族の宗教観が違うときの進め方】
【香芝市 家族葬】“形式が違っても大丈夫?”親族の宗教観が違うときの葬儀の進め方
「親族の中で宗教が違うけれど、どう進めればいいのだろう」
「無宗教でもできると聞いて検討しているけれど、兄弟に反対されて、どうすればいいか困っている」
葬儀の場面では、宗教観の違いが表に出ることがあります。
でもまずお伝えしたいのは、宗教観が違うこと自体は決して珍しいことではないという点です。
大切なのは、全員を同じ考えにすることではなく、
納得できる着地点を“順番通り”に見つけることです。
① 故人様の価値観 → ② 家族の優先順位 → ③ 配慮点 → ④ 形式 の順で整理すると、空気が荒れにくくなります。
1. 宗教観が違うのは「家族が普通に歩んできた証」です
現代では、
- 結婚によって宗派が変わる
- 地域によって慣習が違う
- 信仰の強さに差がある
といった背景から、親族の宗教観が一致しないことは自然です。
問題なのは違いそのものではなく、共有されないまま進むことです。
2. まず確認したい「3つの現実」(ここを押さえると揉めにくい)
- 故人様は、どんな宗教・慣習に親しんでいたか
- 菩提寺(お付き合いのお寺)や、お墓・納骨の予定はあるか
- 親族の中で「ここだけは譲れない」があるか
ここを先に確認しておくと、話し合いが「感情」ではなく整理になります。
3. 対立を防ぐために大切な「話し合いの順番」
いきなり「無宗教にする?読経する?」から入ると、衝突が起きやすくなります。
おすすめの順番はこちらです。
- 故人様のこと(どんな方だったか・何を大切にしていたか)
- 家族の優先順位(静かに送りたい/集まりたい/負担を減らしたい)
- 配慮が必要な点(親族・地域・お寺・納骨など)
- 形式の検討(家族葬/一日葬/無宗教形式 など)
結論より「理解」を先に置くだけで、空気は驚くほど落ち着きます。
4. 実際によくある「着地点」4パターン
① 故人様の宗派を基本にする(最も納得が得やすい)
迷ったときの基本軸です。
「故人様が親しんでいた形」を中心にすると、親族も受け入れやすくなります。
② 宗教儀式は行い、家族の時間をしっかり取る
読経・焼香は大切にしつつ、“家族の時間”を増やす設計にする方法です。
形式の違いがあっても、納得感が作りやすい選び方です。
③ 式は無宗教寄りにし、後日に法要などで整える
「式は静かに」「後日の場で気持ちを整える」など、分ける設計もできます。
※実際の流れはご事情やお寺との関係で変わるため、状況に合わせて調整します。
④ 参列範囲を絞り、説明を丁寧にする
「家族葬で身内中心にする」ことで衝突点を減らし、
親族には理由を添えて丁寧に説明する進め方です。
5. 親族への伝え方(空気が荒れにくい“ひと言”)
宗教観の話は、正論よりも「理由」が大切です。
たとえば、次の言い方が効きます。
- 「故人様の希望を尊重して、この形にしました」
- 「家族の負担も考えて、まずは落ち着いて送れる形にしました」
- 「気持ちを大事にしたいので、形式は最小限にしました」
LINEやメールなら、こう書けます。
突然のご連絡で失礼します。故人様が逝去いたしました。
葬儀は故人様の希望と家族の事情を踏まえ、身内中心で静かに執り行う予定です。
詳細は落ち着き次第ご連絡いたします。どうかご理解いただけますと幸いです。
6. 家族だけで調整しようとしなくていい
宗教の話題は感情に触れやすいため、当事者だけで話すと難しくなることがあります。
葬儀社は、
- 考え方の整理(何を優先するか)
- 選択肢の提示(今決めること/後でいいことの切り分け)
- 僧侶・宗教者のご相談や紹介(必要な場合)
- 親族向けの説明文面の整理
などを通じて、全員が受け入れやすい形を一緒に探します。
エンセレモニーは葬儀後の法事・手続き・納骨・遺品整理なども含めてサポートを続ける方針です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 無宗教で考えていますが、菩提寺がある場合はどうすれば?
菩提寺がある場合は、先に相談しておくと後の摩擦が減ります。
「故人様の希望と家族の事情を踏まえて相談したい」と丁寧に伝えると進めやすいです。
Q2. 宗派が違う親族が参列する場合、作法は統一すべきですか?
無理に統一しなくて大丈夫です。
大切なのは弔意を表す気持ちなので、強制や指摘はせず、自然に参加できる空気を整える方が安心です。
Q3. 宗教儀式を入れる・入れないで揉めそうです…
いきなり結論を出さず、まずは故人様の価値観と家族の優先順位を共有すると整理しやすくなります。
第三者(葬儀社)が交通整理するのも有効です。
Q4. 親族にどう説明すれば角が立ちませんか?
ポイントは「正しさ」ではなく理由です。
「故人様の希望」「家族の負担」「静かに向き合いたい」など、理由を添えるだけで受け止め方が変わります。
Q5. 葬儀後の法要や納骨の相談もできますか?
はい。葬儀だけでなく、法要や納骨などその後の流れも含めて、状況に合わせて整理できます。
「違っても大丈夫」から始めましょう
宗教観が違うと、「まとまらないのでは」と不安になります。
でも本当に大切なのは、同じ考えになることではなく、互いを尊重することです。
迷いがある時点で、もう十分に向き合っています。
状況をそのまま、話してください。