“喪主じゃない家族”は何をすればいい?支える立場の関わり方
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お葬式お役立ち情報
2025.12.28
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【“葬儀社にいつ連絡するのが正解?”】早すぎ・遅すぎを防ぐ判断ポイント
“喪主じゃない家族”は何をすればいい?支える立場の関わり方
葬儀の場で、喪主ではないご家族からよく聞くのが、
「私は何をすればいいんですか?」
「手伝いたいんですけど、余計な事をしてもいけませんし」
という戸惑いの声です。
香芝市の家族葬でも、喪主様を支えるご家族の存在はとても大きな力になります。
この記事では、喪主じゃない立場だからこそできる関わり方を、やさしく整理してお伝えします。
1. 結論:一番大切なのは「判断を奪わず、負担を減らすこと」
喪主様は、決断・説明・挨拶・気配りで想像以上に心身を消耗しています。
だからこそ、喪主じゃないご家族の役割は、“主役を奪わず、負担だけを軽くすること”です。
2. 「何もしない」は間違いではありません
まず大切にしていただきたいのは、“何か特別な役割を果たさなければいけない”わけではないということです。
そばに家族がいてくれるだけで、喪主様の安心感は大きく変わります。
3. 喪主じゃない家族にできる基本の役割
(1)喪主の「話し相手」になる
アドバイスをする必要はありません。
「大変だね」「無理しなくていいよ」と、気持ちを受け止めるだけで十分です。
(2)細かな確認や連絡を引き受ける
- 親族への連絡補助(連絡網づくり/LINE共有)
- 持ち物の確認(印鑑・書類・写真データなど)
- 当日の案内役(駐車場・控室・受付周り)
こうした「小さな作業」をまとめて引き受けると、喪主様の負担は一気に軽くなります。
(3)「休ませる役」を意識する
喪主様は「自分が動かなければ」と無理をしがちです。
「今は任せて」「水だけ飲もう」と声をかけるのも、大切な支えです。
4. やりすぎなくていい理由(OK/NGの目安)
善意から先回りしすぎると、喪主様が「相談してほしかった」と感じてしまうこともあります。
大切なのは、「手伝う」ではなく「寄り添う」姿勢です。
■ OK(助かる支え方)
- 「この連絡、私がしておくね」と“作業”を引き受ける
- 「ここまで決めていい?」と確認してから進める
- 喪主様の休憩を促す(飲み物・トイレ・仮眠)
■ NG(揉めやすい支え方)
- 大事な判断を、喪主様に確認せず決めてしまう
- 「普通はこうする」と正論で押してしまう
- 良かれと思って親族に勝手に話を広げてしまう
5. 【場面別】喪主じゃない家族がやると助かること
(A)式前(打ち合わせ〜当日まで)
- 親族の連絡係(誰に伝えたかメモ)
- 写真/思い出の品の準備と管理
- 参列人数の把握(食事・返礼品の目安になる)
(B)当日(通夜・告別式)
- 参列者へのお声がけ/控室案内
- 控室の飲み物対応、体調が心配な方の付き添い
- 小さなお子さまの見守り(喪主様が気を張り続けないため)
- スマホでの連絡整理(急な変更連絡など)
(C)式後(お礼・手続きの入口)
- 香典/弔電などの整理補助(記録係)
- 必要書類の保管場所を決める(1か所に集約)
- 「今日やらないこと」を決めて喪主様を休ませる
6. 声をかけるときのおすすめフレーズ
- 「私にできること、何かある?」
- 「今はここまでやっておくね。次は確認するね」
- 「少し休んで。今は任せて」
“指示を求める形”にすると、喪主様も頼みやすくなります。
7. 困ったときは、葬儀社に頼っていい(家族から聞いてOK)
「自分がやるべき?」「これは任せていい?」と迷ったら、遠慮せず葬儀社に聞いてください。
次のようなことも、ご家族側から相談して大丈夫です。
- 案内や役割分担のコツ(誰が何をするとスムーズか)
- 親族への伝え方(角が立たない言い方)
- 喪主様の休憩タイミング(無理をさせない進行)
エンセレモニーでは、喪主様だけでなく、支えるご家族からのご相談にも丁寧に対応しています。