“想いを引き継ぐ”家族写真の飾り方|式場演出とその後の残し方
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お葬式お役立ち情報
2025.11.11
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【“想いを引き継ぐ”家族写真の飾り方】式場演出とその後の残し方
“想いを引き継ぐ”家族写真の飾り方|式場演出とその後の残し方
故人様とご家族の「思い出の写真」は、その人らしさを語る大切な手がかりです。
写真を飾ることで、ご参列者にも故人様の歩みと想いが自然と伝わります。
本記事では、式場での見やすい飾り方と、式後に未来へ残す方法を実例ベースでご紹介します。
1. なぜ家族写真を飾るのか?
写真は、言葉以上に人柄・関係性・生き方を伝えます。
「学校行事で撮ったお孫様との写真」「趣味に打ち込む姿」などがきっかけとなり、
ご参列者の間にあたたかな会話が生まれます。
エンセレモニーでは、写真を主役にした式場演出もお手伝いしています。
2. 写真を飾る“4つの基本”
- テーマを決める:人生の節目/家族と過ごす思い出の時間/趣味・仕事など
- 枚数は厳選:1テーマにつき5〜9枚が目安(見やすさ重視)
- 統一感を出す:額縁・台紙の色を2色以内に、余白を揃える
- 照明と花の色味:写真のトーンに合わせて温かい光・花色を調整
3. おすすめの飾り方・配置例
- メインフレーム:祭壇横にA3〜A2の象徴的1枚を額装
- フォトボード:黒orクラフト台紙に年代順(左→右)でレイアウト
- フォトブック展示:ページを開いて置き、手に取って見られる導線に
- スクリーンスライド:1枚あたり5秒前後・キャプションを短く
配置のコツ(クイックチェック)
- 視線の中心(アイレベル)に「その人らしさ」が伝わる1枚を
- 人物の顔が小さすぎない(目鼻立ちが認識できるサイズ)
- 横並び3・5・7などの奇数配置でリズムをつくる
4. 写真選びの基準
- ストーリー性:人生の節目・家族行事・日常の笑顔
- バランス:家族全員がどこかに登場する構成
- 画質:最低でも長辺2000px以上(印刷用は300dpi目安)
- 配慮:写り込みの車ナンバー・名札・個人情報は、事前に確認し許可をとる
5. キャプション(短い説明文)の付け方
伝えたいのは事実より想い。15〜25文字を目安に、
「海が似合うおじいちゃん」「初めての家族旅行」など、余白に温度を添える表現がおすすめです。
6. 式後に“想いを残す方法”
- フォトブック:テーマ別に章立て。裏表紙に年表を入れる
- パネル化:リビングに飾るA3木製パネル。反射の少ないマット推奨
- データ共有:USB・クラウドで親族へ配布。フォルダは年代別
- メモリアル動画:1〜3曲・3〜7分。命日・誕生日に再生できる長さ
7. 実例ミニストーリー
お孫様との海辺の1枚をメインに、家族旅行の写真を年代順に展示。
ご参列者からは「優しい笑顔が思い出される」と多くの声が寄せられ、
式後はフォトブックに再編集して、ご親族へお渡ししました。
8. 写真データの整え方(保管・スキャン)
- スマホ撮影の最適化:原寸保存・編集は複製データ上で
- 紙写真のスキャン:600dpi・退色補正ON、トリミングは余白を残す
- ファイル名:YYYYMMDD_場所_人物_通番.jpg(例:19980815_beach_grandpa_01)
- バックアップ:外付けSSD+クラウドの二重保存
9. ALTテキスト&アクセシビリティ
Web掲載時は、代替テキスト(alt)に「誰が・何を・どこで」を簡潔に。
例:「お孫様と海辺を散歩する故人様(2005年・江ノ島)」
10. よくある質問(Q&A)
- Q. 顔出しが不安な親族がいます。どうすれば?
- A. トリミングやモザイク、背面配置で配慮可能です。式場内掲示は顔出し最小限の構成にできます。
- Q. 推奨のデータ形式・サイズは?
- A. JPEG(sRGB)長辺2000px以上が目安。印刷は300dpi推奨。古い写真は600dpiでスキャンしてください。
- Q. 写真が少ない場合でも演出できますか?
- A. 1枚の象徴写真+短文キャプションで十分伝わります。花色や照明で雰囲気を補います。
- Q. 著作権や個人情報は大丈夫?
- A. 商用素材・SNS画像の二次利用は権利確認が必要です。名札・住所・車のナンバーは見切り調整します。
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