後悔しない! 無宗教の葬儀準備ガイド

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2025.01.27

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無宗教葬儀の基礎知識|メリット・デメリット、流れ、費用相場を解説

無宗教の葬儀とは?形式や流れ、メリット・デメリットを解説

近年、特定の宗教や宗派に属さない「無宗教」の方の葬儀が増加しています。

従来の葬儀は仏式や神式など宗教色が強いものが主流でしたが、無宗教の葬儀は宗教的な儀式や決まり事に縛られず、故人や遺族の想いを自由に表現できることが大きな特徴です。

この記事では、無宗教の葬儀について、その形式や流れ、メリット・デメリット、費用、注意点などを詳しく解説していきます。

無宗教の葬儀の基礎知識

無宗教の葬儀とは、特定の宗教・宗派にとらわれずに行う葬儀のことです。僧侶や神官などの宗教者を呼ばずに、自由な形式で故人を偲びます。

無宗教の葬儀が増えている理由

無宗教の葬儀が増加傾向にある背景には、以下のような要因が考えられます。

・宗教離れの進行: 特定の宗教や宗派に属さない人が増えている。

・価値観の多様化: 従来の葬儀の形式にとらわれず、自分らしいスタイルを重視する人が増えている。

・費用面: 宗教者を呼ばない分、費用を抑えられる場合がある。

・簡素化: 葬儀を簡素に行いたいというニーズが高まっている。

無宗教の葬儀のメリット

・自由度が高い: 宗教的な儀式や決まり事に縛られず、故人の個性や遺族の想いを反映した式にできる。

・費用を抑えられる: 宗教者を呼ばないため、お布施などの費用がかからない。

・形式にとらわれない: 参列者の服装や香典のマナーなど、形式にとらわれずに自由なスタイルで参列できる。

・時間の制約が少ない: 宗教儀礼に則った時間配分をする必要がないため、時間の融通が利きやすい。

無宗教の葬儀のデメリット

・準備の手間: 葬儀の進行や内容をすべて自分たちで決めなければならないため、準備に手間がかかる場合がある。

・費用の把握: 葬儀社によって料金体系が異なるため、費用の把握が難しい場合がある。

・マナーの不明確さ: 無宗教の葬儀のマナーや作法が確立されていないため、参列者が戸惑う可能性がある。

・精神的な負担: 宗教者のサポートがないため、遺族の精神的な負担が大きくなる可能性がある。

無宗教の葬儀の流れ

無宗教の葬儀は、一般的な葬儀と同様に、以下の流れで行われることが多いです。

  1. 臨終: 死亡診断書の受け取り、葬儀社への連絡
  2. 搬送: 故人を病院や自宅から安置場所へ搬送
  3. 納棺: 故人を棺に納める
  4. 通夜: 遺族や親しい人が集まり、故人を偲ぶ
  5. 葬儀・告別式: 故人との最後のお別れ
  6. 火葬: 遺体を火葬する
  7. 精進落とし: 火葬後、参列者で食事を共にする
  8. 納骨: 遺骨を墓地や納骨堂に納める
  9. 法要: 故人の冥福を祈り、供養する

ただし、無宗教の葬儀では、これらの儀式や順番は必ずしも固定されているわけではありません。遺族の意向に合わせて、自由に内容を決められます。

無宗教の葬儀の形式

無宗教の葬儀では、宗教的な儀式は行いません。故人の人柄や生き方を反映した、自由な形式で式を執り行うことができます。

具体的な葬儀の形式例

・音楽葬: 故人が好きだった音楽を流したり、演奏したりする

・献花式: 参列者に献花をしてもらい、故人を偲ぶ

・自由葬: 形式にとらわれず、自由なスタイルで故人との最後のお別れをする

・お別れの会: 葬儀・告別式を行わず、後日、故人を偲ぶ会を開く

無宗教の葬儀で取り入れられる演出

・スライドショー: 故人の生前の写真や動画を上映する

・メッセージ: 故人へのメッセージを記帳したり、読み上げたりする

・思い出の品展示: 故人の愛用品や作品などを展示する

・ビデオレター: 故人からのメッセージビデオを流す

無宗教の葬儀の費用

無宗教の葬儀の費用は、葬儀の規模や内容によって大きく異なります。

一般的に、宗教者を呼ばない分、仏式や神式などの宗教葬に比べて費用を抑えられることが多いです。しかし、葬儀社によっては、無宗教の葬儀に対応したプランを用意していない場合や、別途料金が発生する場合もあるため、事前に確認が必要です。

無宗教の葬儀の費用相場

・直葬(火葬式): 15万円~30万円

・家族葬: 50万円~100万円

・一般葬: 100万円~200万円

無宗教の葬儀で費用を抑えるポイント

・葬儀の規模を縮小する: 家族葬や直葬など、小規模な葬儀を選ぶ

・葬儀社を比較する: 複数の葬儀社から見積もりを取り、費用を比較する

・不要なサービスを省く: 宗教者を呼ばない、祭壇を簡素にするなど、不要なサービスを省く

・公営斎場を利用する: 民間斎場に比べて利用料金が安い公営斎場を利用する

無宗教の葬儀のマナー

無宗教の葬儀では、仏式や神式のような厳格なマナーや作法はありません。しかし、失礼のないよう、最低限のマナーは守るようにしましょう。

服装

基本的に喪服を着用する

平服で参列する場合は、地味な服装を選ぶ

香典

香典を持参する場合は、表書きを「御香典」「御霊前」などとする

金額は、故人との関係性に合わせて包む

その他

葬儀中は静かにし、故人への敬意を払う

遺族への気遣いを忘れず、失礼な言動は避ける

無宗教の葬儀を執り行う際の注意点

無宗教の葬儀を執り行う際には、以下の点に注意しましょう。

・事前の準備: 葬儀の内容や流れを事前にしっかりと決めておく

・葬儀社との打ち合わせ: 葬儀社と綿密に打ち合わせを行い、疑問点や不安な点を解消しておく

・参列者への配慮: 無宗教の葬儀であることを事前に伝え、服装や香典などについて案内しておく

・遺族の心のケア: 宗教者のサポートがない分、遺族の心のケアに気を配る

まとめ

無宗教の葬儀は、宗教的な儀式や決まり事に縛られず、故人や遺族の想いを自由に表現できる葬儀です。

この記事で解説した内容を参考に、故人らしい、心に残る葬儀を執り行ってください。

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