一日葬って何?メリットデメリットを紹介。また一日葬を選ぶポイントや流れについて解説

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2024.07.30

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一日葬について解説~一日葬のメリット・デメリットとは?~

一日葬とは? – シンプルで心のこもったお別れのかたち

現代の多忙な生活や経済的な負担を考慮して、葬儀の形式も多様化しています。その中でも、特に注目されているのが「一日葬」です。一日葬は、短い時間の中で大切な方との最後のお別れを行うシンプルな形式の葬儀です。この記事では、一日葬の概要やメリット、実際の流れなどについて詳しく解説していきます。

一日葬の概要

一日葬は、その名の通り、通夜を省略し、葬儀・告別式を一日にまとめて行う葬儀の形態です。従来の葬儀では、通夜と葬儀・告別式の二日間にわたって行われるのが一般的ですが、一日葬はそれを一日に凝縮することで、時間的にも経済的にも負担を軽減することができます。多忙な現代社会に適応した新しい葬儀の形として注目されています。

2. 一日葬の特徴

一日葬のメリット

1. 経済的な負担の軽減

一日葬は、通夜を行わないため、その分の費用を節約することができます。通常の葬儀に比べて費用を抑えられるため、経済的な負担が軽減されます。また、通夜に必要な飲食代や宿泊費、スタッフの手配費用などが不要となるため、費用が大幅に軽減されます。特に、突然の出費に対応しなければならない場合や、予算が限られている場合に有効です。

2. 時間的な負担の軽減

従来の二日間にわたる葬儀に比べて、一日で全ての儀式を終えることができるため、時間的な負担が軽減されます。参列者にとっても負担が少ない形式です。遠方から参列する方々にとって、通夜と告別式の2日間に渡る滞在は大きな負担となりますが、1日葬であれば1日で完結するため、日程調整がしやすくなります。仕事や家庭の事情で時間を取るのが難しい方にも適しており、忙しい現代人にとって非常に利便性が高い形式です。

3. 心のこもったお別れ

一日葬は、シンプルな形式でありながらも、心のこもったお別れをすることができます。少人数で静かに故人を偲ぶことができるため、親しい人たちだけで心温まる時間を過ごすことができます。

4. 柔軟な対応 

一日葬は、遺族の要望や故人の意向に応じて柔軟に対応することができます。形式にとらわれず、アットホームな雰囲気で葬儀を執り行うことができるため、ご家族にとって最適な形でお見送りができます。

一日葬のデメリット

1. 時間の制約

1日葬の最大のデメリットは、時間の制約です。限られた時間内で全ての儀式を行うため、十分な弔いの時間を確保することが難しい場合があります。特に、大勢の参列者がいる場合や、故人に対する多くの弔辞やスピーチが予定されている場合には、時間が足りなくなることがあります。

2. 参列者の不満

従来の形式に慣れている高齢の親族や、遠方から来る親族にとって、1日葬は不慣れな形式であるため、不満を抱くことがあるかもしれません。また、短時間で全ての儀式を行うため、参列者同士の交流や弔問の時間が限られてしまう点もデメリットと言えます。

3. 感情の整理が難しい

従来の通夜と告別式を行う場合、遺族や親族は2日間を通じて故人との別れの時間を持つことができますが、1日葬ではその時間が短縮されます。特に、感情の整理が難しい状況下で、短時間で全ての儀式を終えることは、遺族にとって精神的な負担となることがあります。

4. 葬儀社の対応力に依存

1日葬を成功させるためには、葬儀社の対応力が重要です。限られた時間内で全ての儀式を円滑に進行するためには、葬儀社の経験やスキルが求められます。葬儀社選びが適切でない場合、段取りの不備やトラブルが発生する可能性があります。

一日葬の流れ

一日葬の流れは、一般的には以下のようになります。

1.お迎えと搬送

逝去後は葬儀社に連絡を入れ、故人を自宅や病院から葬儀場に搬送します。お迎えの時間は、遺族の都合に合わせて柔軟に対応します。法律により、亡くなってから24時間を過ぎないと火葬を行うことはできませんし、病院の霊安室では長時間の安置は認められていません。そのため遺体は、ひとまず自宅や斎場・葬儀社の安置室など、所定の場所に搬送し、安置することになります。

2. ご安置

葬儀場やご自宅など安置場所に到着したら、故人をご安置します。この際、親族や近しい方々が集まり、静かにお別れの時間を過ごすことができます。

3.お葬儀の打ち合わせ

葬儀社と葬儀の打ち合わせをします。葬儀を執り行う会場や、葬儀にかかる費用、喪主、遺影に使う写真、棺に入れる遺品などを確認しておきます。特に会場費や、菩提寺への許可取り、親族・参列者への連絡の仕方などについては入念に詰めておきます。

葬儀社によっては、死亡診断書の提出や、火葬許可証を得るための手続きを代行してくれることがあります。故人との時間を大切にしたい方にとって、これらの手続きを葬儀社に代わってもらうのも選択肢の一つです。

4.納棺

納棺では、亡くなった方の身支度を整えます。そして告別式では、故人に別れを告げることになります。ゆかりの品があれば、ここで棺に納めてください。そして、火葬場へ棺を運ぶ出棺へと移ります。

5.葬儀・告別式

葬儀・告別式は、通常午前中から開始されます。宗教や信仰に基づいた儀式が行われ、故人への最後の敬意を表します。祭壇の前でお祈りを捧げ、故人との別れを惜しむ時間となります。

6. 火葬

葬儀・告別式の後、故人は火葬場に移送されます。遺族や親しい方々が同行し、最後のお見送りをします。火葬後、遺骨は遺族の手に渡されます。

7. お骨上げ

火葬後、遺族は遺骨を骨壺に納める儀式を行います。これを「お骨上げ」と呼びます。遺骨は自宅や納骨堂に安置されます。

8. 会食・解散

一連の儀式が終わった後、遺族や参列者が集まり、会食を行うことがあります。故人を偲びながら、思い出を語り合う温かい時間となります。その後、解散となり、一日葬が終了します。

お通夜がなくなるだけでそれ以外の流れは通常の葬儀とほぼ同様になります。

一日葬を選ぶ際のポイント

一日葬を選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮することが重要です。

1. 家族の意向を尊重

一日葬を選ぶ際には、故人や家族の意向を尊重することが大切です。故人の遺志や家族の希望をしっかりと確認し、それに基づいて葬儀の形式を決定しましょう。

2. 予算の確認

一日葬は費用を抑えることができますが、それでも一定の費用はかかります。予算をしっかりと確認し、無理のない範囲で計画を立てることが重要です。

3. 葬儀社の選定

信頼できる葬儀社を選ぶことも重要です。過去の実績や評判を確認し、丁寧に対応してくれる葬儀社を選びましょう。また、複数の葬儀社から見積もりを取り、比較検討することもおすすめです。

4. 式場の選定

一日葬を行う式場の選定も重要です。自宅や寺院、専用の葬儀場など、様々な選択肢があります。家族や参列者の利便性を考慮し、適切な場所を選びましょう。

5. 事前の相談

一日葬を行うにあたっては、事前に葬儀社と相談することが大切です。具体的な流れや準備、費用についてしっかりと確認し、不安を解消しておきましょう。

まとめ

一日葬は、現代の多忙なライフスタイルに適した新しい葬儀の形として注目されています。シンプルでありながら心のこもったお別れをすることができる葬儀の形式です。経済的な負担や時間的な負担を軽減しつつ、大切な方との最後の時間を温かく過ごすことができます。ご家族や故人の意向を尊重し、最適な形でお見送りをするために、一日葬という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

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