多様な家族形態に対応した「オーダーメイド葬」のかたち

家族のかたちは一つじゃない。
ひとり親家庭・再婚家族・事実婚・LGBTQ+・国際結婚・遠方別居など、背景に合わせて設計するのが「オーダーメイド葬」です。
香芝市のエンセレモニーが実践する、流れ・配慮・費用設計の考え方をまとめました。

1. 「オーダーメイド葬」とは?

  • 形式よりもご本人・ご家族の意思を優先
  • 宗教式・無宗教・音楽葬などをハイブリッドで構成
  • 参列範囲・時間・演出・オンラインを自由に組み合わせ

2. 家族構成に応じた主な配慮ポイント

ひとり親家庭

  • コア45分+自由時間で負担軽減
  • 受付・会計はスタッフ主導でサポート

再婚・ステップファミリー

  • 席順・挨拶順に配慮(関係性の表現)
  • 弔問動線を二系統に分けて混雑回避

事実婚・パートナー関係

  • 喪主・連絡窓口の同意書で権限を明確化
  • 相手方への事前アナウンス文を用意

LGBTQ+

  • 呼称・遺影・服装の選択を尊重
  • “家族”の定義を事前合意し参列範囲を明確に

国際結婚・宗教ミックス

  • 読経+無宗教セレモニーの二部制
  • 英語/多言語で式次第・案内を併記

遠方・別居家族

  • オンライン会葬・アーカイブ視聴
  • 移動少なめの一日葬+後日お別れ会

3. 進行デザインの例(45分コア+選べる演出)

  1. ご挨拶/式の流れ共有(5分)
  2. 宗教パート or 黙祷(10分)
  3. 献花/焼香(10分)
  4. メモリアルタイム:手紙・スライド・音楽(15分)
  5. お別れ・閉式(5分)

※ 事前・事後で「内々の集まり」「オンラインお別れ会」を加える二段構成も可能。

4. 費用設計の考え方(透明性が安心)

  • 基本プラン(家族葬/一日葬)+オプション(配信・装花・動画・通訳など)
  • 人数・時間・演出ボリュームを早めに確定して見積りを透明化
  • 会員制度(縁活CLUB など)適用の有無で会員価格を提示

5. よくある“かたち”の組み合わせ

  • 一日葬 × 写真年表 × メモリアル動画
  • 読経短縮 × 無宗教スピーチ × 合唱1曲
  • 小規模家族葬 × オンライン会葬 × 後日お別れ会
  • 自宅安置 × 会館お別れ会 × 香典辞退

6. 事前ヒアリング(合意形成のツボ)

  1. 喪主/窓口(複数可)と意思確認の方法
  2. 参列範囲(親族・友人・仕事・地域)の定義
  3. 宗教性(読経の有無・時間・焼香作法)
  4. “らしさ”要素(写真/音楽/手紙/作品)
  5. オンラインの有無(配信・アーカイブ・招待制)
  6. 香典・供花・弔電の方針(受ける/辞退)
  7. 写真撮影・SNSの可否(共有範囲)

7. オーダーメイド葬チェックリスト

  • ☑ 家族構成と関係性の整理図を作成
  • ☑ 喪主/連絡窓口/決裁フローを確定
  • ☑ コア45分の進行案+代替案を準備
  • ☑ 参列範囲・香典・撮影の方針を明記
  • ☑ “らしさ”演出とオンラインの要否を決定
  • ☑ 費用の上限・会員価格の適用を確認