「障がいのある方も安心して参列できる葬儀」とは?|香芝市で進むユニバーサル家族葬の取り組み
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お葬式お役立ち情報
2025.07.18
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「障がいのある方も安心して参列できる葬儀」とは?|香芝市で進むユニバーサル家族葬の取り組み
「障がいのある方も安心して参列できる葬儀」とは?|香芝市で進むユニバーサル家族葬の取り組み
「参列したいけれど、迷惑をかけてしまわないか心配…」
「特性があっても、落ち着いてお別れがしたい」
障がいのあるご家族が参列される際には、“その方に合った環境や配慮があるか”がとても大切です。
香芝市でも近年、障がいのある方の参列を支える“ユニバーサル葬儀”への関心が高まっています。
本記事では、エンセレモニーが心を込めて取り組む
「誰もが安心して参列できる葬儀」の工夫をわかりやすくご紹介します。
1. 「安心して参列できる葬儀」とは何か
障がいのある方にとっての“安心”とは、
できないことを責めない環境であり、その方が落ち着ける場が整っていることです。
とくに次の3つが揃うことで、安心感は大きく高まります。
- 心と身体の負担が少ないこと
- 不安が強くならない環境であること
- 周囲に気をつかわなくて良いこと
家族葬は人数や参列者の関係が限られるため、
障がいのある方が“自分らしくいられる空間”をつくりやすいという利点があります。
2. 障がいの特性別「安心して参列できる工夫」
● 身体障がいの方
- 動線(ストレッチャー・車いす対応)
- 広めの式場レイアウト
- 車いす対応トイレ
- 付き添いスペースの確保
- 送迎車のステップサポート
● 知的障がい・発達障がいの方
- 事前の写真見学や“流れの説明”で見通しを持てるように
- 音量を抑えた、落ち着いた式場づくり
- 控室を活用した“退避スペース”の確保
- ヘルパー・支援者との連携体制
- 長時間が難しい方には、お焼香のみという選択肢も
● 精神障がいの方(うつ・不安障害など)
- 人が多い空間を避けた、負担の少ない進行
- 照明・香り・温度など、刺激を抑えた環境調整
- “しんどくなったら休める場所”を確保
- 不安ポイントの事前ヒアリング
● 感覚過敏のある方
- 生花や線香の香りを抑える工夫
- アナウンスの音量調整
- 光刺激の少ない照明設定
- 耳栓やノイズカットヘッドホンの持ち込みOK
3. エンセレモニーの“合理的配慮”の具体例
当社では、障がいのある方の参列を支えるために、次のような配慮を行っています。
- ご本人とご家族への事前ヒアリング
- 入館〜退館までの動線確保
- 変更になりにくい進行設計
- 控室の個別利用(落ち着ける空間の確保)
- 必要に応じてスタッフが付き添い
- 記憶特性にあわせた“案内の言葉がけ”
「どうしても不安が強い」「長時間は難しい」という方には、
お焼香のみの参列や個室での対面方式など、ご家族に合った形もご提案しています。
4. 香芝市で広がる“ユニバーサル家族葬”
香芝市では、障がいのある方・ご高齢の方・小さなお子さまなど、
さまざまな状況の方を家族葬で温かく迎える動きが広がっています。
エンセレモニーも、「誰も取り残さないお葬式」を目指し、地域の支援団体との連携を進めています。
5. 当日までにできる“3つの準備”
- ① 事前相談で「不安なこと・苦手なこと」を共有する
- ② 必要な道具(薬・ヘルプカード・感覚過敏対策グッズなど)を整える
- ③ ご家族全員で「無理しなくていいよ」と確認しておく
小さな準備でも、当日の安心感は大きく変わります。
6. 最後に──“安心して参列できる葬儀”はご家族の願いを叶えること
障がいのある方に合わせた葬儀は、
特別なサービスではなく、「その方らしさを大切にする」あたりまえの配慮です。
エンセレモニーは、どんな状況の方にも安心して参列していただけるよう、
これからもユニバーサル家族葬の取り組みを続けてまいります。

