ペット防災って何?~大切な家族を守るために飼い主ができること~|奈良県で家族葬をあげるならエンセレモニー

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2024.07.17

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ペット防災って何?~大切な家族を守るために飼い主ができること~

ペット防災:大切な家族を守るために

はじめに

自然災害は予測できないものですが、日本は地震、台風、洪水など多くの自然災害に見舞われる国です。災害が発生した際、ペットは家族の一員としてその安全を確保することが求められます。準備をしておくことで被害を最小限に抑えることができます。ペット防災の準備は、飼い主の責任であり、日常の一部として行うべき重要な取り組みです。ペットも大事な家族の一員ですよね。そのためペットの防災対策も重要です。本記事では、ペット防災への具体的な取り組みや防災対策について詳しく解説します。

ペット防災の必要性

日本は地震、台風、豪雨などの自然災害が多い国です。災害が発生すると、避難所に避難することが必要になる場合がありますが、多くの避難所はペットの受け入れに対応していません。また、災害時にはパニックに陥りやすく、ペットの安全を確保することが難しくなります。こうした状況を考慮すると、ペットのための防災対策を日頃から準備しておくことが重要です。

ペット防災の基本準備

1. 防災グッズの準備

ペットのための防災グッズを準備しておくことは、災害時に迅速に対応するために重要です。以下のアイテムを揃えておくと良いでしょう。

  • キャリーバッグ:避難時にペットを安全に運ぶために必要です。普段からキャリーバッグに慣れさせておくと、いざという時にスムーズに避難できます。
  • 食料と水:最低でも1週間分の食料と水を用意しておきます。保存が効くドライフードや缶詰が適しています。
  • トイレ用品:猫砂やペットシートなど、ペットのトイレ用品も忘れずに準備しましょう。
  • 薬品と応急処置キット:持病のあるペットには、必要な薬を常備しておきます。また、怪我をした場合に備えて応急処置キットも用意します。
  • おもちゃや毛布:ペットが安心できるように、普段使っているおもちゃや毛布も持っていくと良いでしょう。

2018年に改訂された「人とペットの災害対策ガイドライン」では、ペット用の持ち出し袋や備蓄品として下記の物品と優先順位の例を紹介しています。

【優先順位1】

動物の健康や命に係わるもの

  • ペットフード(少なくても5日分)
  • 常備薬
  • ケージやキャリーバッグ
  • 予備の首輪、リード(伸びないもの)
  • トイレ用品
  • 排泄物処理道具
  • 食器

【優先順位2】

飼い主やペットの情報

  • 飼い主の連絡先や緊急連連絡先
  • ワクチン接種状況や既往症などの情報
  • かかりつけ動物病院の情報 

【優先順位3】

ペット用品

  • タオル、ブラシ
  • お気に入りのおもちゃなど
  • ビニール袋
  • ウエットティッシュ
  • ガムテープ、マジック 

など

避難所へ避難できたとしても、ペット用の物資の支給はほとんどありません。

必要なものは、飼い主自身が事前に準備が必要です。

事前に、全てに記名をしておきましょう

2. 身元確認のための準備

ペットが迷子になった場合に備えて、身元を確認できるようにしておくことが重要です。

  • 首輪と名札:ペットの名前と連絡先を記載した名札をつけておきましょう。
  • マイクロチップ:獣医師に相談し、ペットにマイクロチップを装着することも検討してください。マイクロチップはペットの身元確認に非常に有効です。

災害時の行動計画

1. 避難場所の確認

ペットと一緒に避難できる場所を事前に確認しておくことが重要です。自治体の防災マップや避難所情報を確認し、ペット受け入れ可能な避難所を把握しておきましょう。また、ペットホテルや知人宅など、避難先の選択肢を複数持っておくと安心です。

2. 避難訓練

日頃から避難訓練を行い、ペットを避難行動に慣れさせておくことが重要です。キャリーバッグに入る練習や、避難ルートの確認を定期的に行いましょう。避難訓練を通じて、災害時の対応をスムーズにすることができます。

3. コミュニティとの連携

近隣のペットオーナーや地域の防災コミュニティと連携し、情報を共有することも重要です。ペットのための防災情報を交換し、いざという時に協力し合えるようなネットワークを構築しておくと良いでしょう。

ペットのしつけ

同行避難をする場合も、親戚・知人宅に預ける場合も、最低限のしつけが必要です。

いざペットを連れて避難、預け先に連れて行こうとしても、ペットも突然の災害でパニックになり、言うことを聞いてくれないケースも考えられます。
落ち着かない状況の中で、飼い主とペットが安全に避難するためには、普段からキャリーバックなどに入ることに慣れさせておくことや、犬であれば「待て」「おいで」などのしつけを行っておくことがより重要になります。

なお、過去の大規模災害時にもっとも問題となったのは「犬の鳴き声」だそうです。
周りの方の理解を得るためにも、日頃より無駄吠えをしないようにストレスを与えない育て方をしましょう。

ワクチン接種や寄⽣⾍の駆除

ワクチン接種や寄生虫の駆除なども非常に重要です。
これらの有無によって避難所での待遇が変わることがあったり、周りの方へ与える印象も変わってきたりするでしょう。
親戚・知人宅に預ける場合でも同様です。どのような状況になっても困らないように、日頃から忘れずに行いましょう。

災害後の対応

1. ペットの健康管理

災害後はペットの健康状態に注意を払いましょう。ストレスや環境の変化による健康問題が発生することがあります。定期的に獣医師の診察を受け、必要に応じて適切な治療を行うことが大切です。

2. 環境の整備

避難先や自宅に戻った際には、ペットが安全に過ごせる環境を整えることが重要です。破損した家具や危険な物を片付け、ペットが安心して過ごせるスペースを確保しましょう。

3. 心理的なケア

災害はペットにも大きなストレスを与えます。普段よりも多くの愛情と注意を払い、ペットの心理的なケアを行いましょう。特に、飼い主とのふれあいがペットにとって安心感を与えるため、可能な限り一緒に過ごす時間を増やすことが望ましいです。

ペット防災のための情報収集

1. 公的機関の情報

自治体や防災関連の公的機関から発信される情報を定期的にチェックしましょう。防災マニュアルや避難所情報など、ペットに関する情報も含まれていることがあります。

2. SNSやコミュニティ

SNSや地域のペットコミュニティも有用な情報源です。他のペットオーナーと情報を共有し、最新の防災情報や避難所情報を入手しましょう。また、SNSを通じて迷子になったペットの情報を拡散することもできます。

まとめ

ペット防災は、飼い主にとって重要な責務です。

私たち人間の備えはもちろん、ペットの備えも必要になってきます。いざというときにどんな対応をとるべきか、災害時の対応について事前に家族で話し合い、備えておくことがペットの安全を守る第一歩になります。

災害が発生したことを想定して、避難所までの道のり、避難所での生活など、イメージしておかなくてはいけないことが多々あります。

災害時にペットの安全を確保するためには、事前の準備と日頃からの訓練が欠かせません。本記事で紹介した防災グッズの準備、避難場所の確認、避難訓練、コミュニティとの連携などを実践し、ペットと一緒に安全に避難できるよう備えましょう。

ペットは私たちの大切な家族の一員です。災害時に彼らを守るために、しっかりとした防災対策を行い、安心して共に過ごせる環境を整えることが大切です。ペット防災の意識を高め、いざという時に備えましょう。

エンセレモニーでは日々、大切な人を失ったご家族の姿を見ている私たちだからこそ、微力ながら力になれるよう、直営ホールの中で、イートホール香芝をペットも付き添える避難所として活用していただけるよう取り組みを計画しております。

少しでも、皆様の“あんしん”を私たちでご提供できますように。

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