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今回お手伝いさせていただいたのは、香芝市で執り行われた、ご親族10名様での一日葬でした。
故人様と喪主様は姉妹で、長い年月を支え合いながら歩んでこられたご関係だったと伺っています。
ご家族様は以前から事前相談・事前会員登録をされており、
「急いで決めるものではなく、安心のために相談に来た」
とお話しくださいました。
突然の時に慌てないよう、前もって葬儀の流れや会場の雰囲気を確認しておきたいというお気持ちがあったそうです。
葬儀社を探される中で、ご家族様が特に大切にされていたのは、
「家族だけでゆっくり過ごせる場所かどうか」
でした。
大きな式ではなく、身近な方だけで落ち着いてお別れができる環境を望んでおられたため、私たちも慌ただしく進めるのではなく、ご家族様が故人様との時間をゆっくり過ごせるよう整えていきました。
故人様と喪主様は、とても仲の良い姉妹だったと伺っています。
姉妹で50年ずっと一緒に過ごされ、歌舞伎を観に行かれたり、いろいろな場所へ遊びに行かれたりと、長い年月の中でたくさんの思い出を重ねてこられました。
また、とても行動的で、お一人でも出かけていかれるような、明るく前向きなお人柄だったそうです。
そんな故人様らしさを大切にするため、今回のお式では “ピンク” をテーマカラーとして取り入れました。
故人様はピンクがお好きだったそうで、納棺の際にはピンクのネイルを施し、祭壇花や供花もやさしいピンク色を基調に整えました。
会場全体を淡いピンクでまとめることで、故人様らしい柔らかく温かな空間になるよう工夫しています。
喪主であるお姉様をはじめとするご家族様にも、
「こんなにその人らしく整えてもらえて嬉しい」
と大変喜んでいただけました。
また今回は、ご家族だけでゆっくり過ごしていただくことを重視し、式の進行についても、急かすことなく一つひとつ丁寧にご案内するよう心がけました。
少人数の一日葬だからこそ、周囲に気を遣いすぎず、故人様との思い出をゆっくり振り返る時間を持っていただけたように感じます。
特に印象に残っているのは、お別れの時間です。
ご家族様は、故人様が作ってくださっていた うなぎのお弁当 のお話をされながら、
「本当に面倒見の良い人だった」
と思い出を語っておられました。
日常の何気ない思い出ではありましたが、その会話の中に、ご家族様が故人様から受け取ってこられた愛情やぬくもりが詰まっているように感じました。
大きな演出ではなくても、こうした思い出の一つひとつが、その方らしいお見送りにつながっていくのだと思います。
また、ご家族様からは、
「打ち合わせからお別れまで、ゆっくりとした空気が流れていて、思った通りの時間を過ごせた」
というお言葉もいただいております。
私たちは、ご葬儀とは形式を整えることだけではなく、
「どんな時間を過ごせたか」
が大切だと考えています。
特に今回は、足元が不自由なご家族様もいらっしゃったため、館内での導線や移動にも細かく配慮しながら進行を整えました。
ご高齢のご参列者様や、歩行に不安のあるご家族様がいらっしゃる場合、安心して移動できる環境づくりも、とても大切なことです。
式の内容だけでなく、移動のしやすさや過ごしやすさまで整えることで、ご家族様が故人様との時間に集中できるようお手伝いしました。
今回のお式を通して、ご家族様にとって必要だったのは、
最後の時間を、焦らずゆっくり過ごすこと
だったのではないかと思います。
葬儀というと、
「何を決めればいいのか」
「ちゃんとしなければいけない」
と不安になられる方も少なくありません。
しかし、本当に大切なのは、故人様とどう向き合うか、ご家族様がどのような時間を過ごしたいかだと思います。
香芝市で家族葬をご検討されている方の中にも、
「小さな式でも、ちゃんと送れるだろうか」
「家族だけで静かに見送りたい」
「好きだった色や思い出の品を取り入れてもいいのだろうか」
「足元に不安がある家族にも無理のない式にしたい」
と考えておられる方がいらっしゃると思います。
そんな時は、全部決めてからではなく、今の状況からのご相談でも大丈夫です。
事前相談だけでも、いざという時の不安は大きく変わります。
ご家族様のお気持ちや、故人様らしさを大切にしながら、そのご家族に合った送り方 を一緒に整えてまいります。
「家族だけでゆっくり送りたい」「好きだった色や思い出の品を取り入れたい」「足元に不安のある家族がいる」など、まだ具体的に決まっていない段階でも大丈夫です。お電話では、今のご状況とご不安だけお聞かせください。
※供花・盛り籠・式場使用料・宗教者様へのお礼などは、ご希望内容に応じて別途必要となる場合があります。
※掲載写真には、ご親族様よりお供えいただいた供花が含まれている場合がございます。
※生花の種類・季節・花量・ご希望内容により、実際の費用は前後いたします。
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