供花とは

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2022.03.01

お葬式お役立ち情報

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供花とは

送り方・種類・マナー・手配方法

一般的には故人のご家族、または葬儀を行う葬儀社にお問い合わせ頂くと、スムーズに供花を贈ることができます。

 

訃報をうけたら故人との間柄によっては供花を贈ります。

供花は、お悔やみの気持ちを込めた弔意として、葬儀場に供える生花(お花)です。

 

香典のほかにこの「供花」や「供物」を手配するにはどのような配慮をしたらいいのでしょうか?はじめての葬儀参列にも役立つ、供花を贈る際のマナーやしきたりをご紹介します。

 

供花は、「きょうか」または「くげ」と読み、亡くなられた方のご冥福を祈る気持ち(弔意)を込めて生花(お花)を供えることで霊を慰めるという意味をもっています。

 

その昔、釈尊が亡くなれた時に天から宝花を降らせ釈尊の供養をしたという説を元に、現代でも、親族をはじめ亡くなられた方と親交のあった人が贈る最後の贈り物とされています。

 

特別な決まりはなく、気持ち次第で誰でも送ることができます。

 

寄せられた供花は祭壇の周りや斎場の入り口を飾り、故人とのお別れの儀式を荘厳な雰囲気で執り行うのには欠かせないものです。

 

悲しみの中にいる遺族も、祭壇を沢山の供花で飾って故人を送り出せるほうが、ささやかな慰めにもなります。

 

故人と少なからぬ親交があった場合は、心を込めて供花を手配しましょう。

 

お花の種類は白菊をメインにした生花(お花)を用いていますが、最近では洋花も使われる事が多くなってきています。

 

供花は2つセット(一対)で送るものとされていた時代もありましたが、今は1つ(一基)で送る方法も増えてきています。

 

※花を送ることで故人を偲ぶ気持ちを表現できる供花ですが、あまりにも豪華すぎる大きな供花は設置場所が難しく、遺族に手間をかけることになります。

※葬儀場や予算感をきいてから決める等、遺族への気遣いが大切です。

 

 

供花の贈り方(送り方)

 

供花を送る場合、まずは遺族の了承を得ることから始めます。

 

遺族の了承なしに供花を手配したものの、辞退されてしまうことがありえます。

※辞退の理由の多くは「個人の意思を尊重して」というもので悪意は決してありません。最近多い香典辞退と同じような意味合いです。

 

遺族の了承をえたら、葬儀社に供花の依頼をします。

 

依頼する時間も間に合わない場合があるので、依頼をする時間も要注意です。

 

 

注意点

 

①供花は個人で送る場合と団体(連名や会社名義など)送る場合とでは、供花として扱う花や飾りつけに違いがあることです。

 

②さらには飾る順番も決まりがあるので、送り主は名義や個人との関係性をハッキリと提示することがたいせつです。

 

③供花や供物は、多くは通夜当日の午前中から祭壇を飾り始めるので、間に合うように手配をおこないます。

 

④供花を送る場合は、かならず、葬儀担当者に「他社で手配した供花でも可能かどうか」と「統一感をだすためにどういう花の種類がよいか」について必ず確認と承諾を得る必要があります。

 

~宗教による供花の種類~

 

※信仰している宗教によって供花の種類や考え方には違いがあります。

 

 仏式・神式では、供花としてごく一般的に飾られますが、神式の場合は供え方のしきたりが難しく、キリスト教のカトリックの場合、供花は教会ではなく、自宅に、プロテスタントの場合は生花のみ飾られます。

 

仏教

 

供花として送る場合、フラワースタンドを送るというのが多いです。

送る際に悩むときは、手配・注文時に葬儀社に相談してみましょう。

 

供花に使用する花は基本的に生花で、菊やカーネーション、ユリ、デンファレなどが一般的で、高級感をだすのに胡蝶蘭を入れることもあります。

色は、白をベースに薄いピンクなど落ち着いた雰囲気に仕上げます。

 

★神道

 

神葬祭では基本的に送り方は仏教の場合とかわりません。

フラワースタンド等の多く生花を使用しています。

 

かつては、神道で榊(さかき)が送られていましたが、現代では喪主である祭主が榊を供え、それ以外の方が花を供えることが一般的です。

 

花の種類は、白い菊が使われることがほとんでですが、ユリの花も使われ、白をベースとしたシンプルな色合いで供えられます。

 

仏教のように胡蝶蘭を飾ることがあまりみられません。

 

キリスト教(カトリック)

 

キリスト教の場合、スタンドフラワーなどを供花として用いることはありません。

意味合いとして、故人の霊前に供える花でなく、遺族への慰めとして、送ります。

 

ご遺族が供花を辞退することもありますので、送る前に必ず、意向を確認しましょう。

 

造花ではなく生花を用い、籠盛のようなフラワーアレンジメントを用いることが多いです。

 

また、キリスト教の葬儀は主に礼拝するという意味合いのため、生花に名札は付けません。

名札がついていても花からは外して、芳名板に並べて置きます。また教会ではなく個人の自宅に送るのが一般的です。

 

使用する花の種類は、洋花が中心となり、仏教や神道で使用される白菊は使われません。

同じ菊でも小菊やスプレー菊など小ぶりのものを使用するのが一般的です。

 

日本ではまだまだ浸透していませんが、十字架やハートのフラワーアレンジメントを供花として送るのもキリスト教ならではです。

またお焼香の代用になる「献花」とは供花とはまた異なるものですので、要注意です。

 

献花は一人一本ずつ花をとって順番に祭壇の上に置き故人とお別れをします。

献花の時の花はあらかじめ用意されているものを使用します。

 

 

■おわりに

供花を送りたいという気持ちを伝えるため、失敗、後悔しないように、

色々な宗派があることなど、供花の依頼に関しまして、

最低限の知識があったほうがスムーズにお気持ちを

お伝えお届けできるかとおもいます。

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