そもそもお仏壇とは?|奈良県で家族葬をあげるならエンセレモニー

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2022.05.29

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そもそもお仏壇とは?

お仏壇について

 

 そもそもお仏壇とはどのような目的で作られて使われている物なのでしょうか。

 

 日本人にとってお仏壇は亡くなった方を祀る、ご位牌を安置し祀る場という認識が一般的かと思われます。ですがお仏壇とは本来文字どうりに仏様や仏具を安置・お祀りする小型の祭壇です。歴史の流れの中でお仏壇は一般家庭の中に安置されることが増えてゆきご家庭の中の小さなお寺、ご家庭で先祖をお祀りする場となってゆきました。

 

 ですが日常的のお仏壇を扱う方は少なくお仏壇をどのように取り扱えばよいか分からない人が多数であると思われます。今回はお仏壇の取り扱い方について解説いたします。

 

・お仏壇を選ぶ

 

お仏壇の入手経路は大きく分けて3つです。「購入」「継承」「製作」の3つの場合をそれぞれ解説します。

 

お仏壇を購入する

 ご実家、ご自宅等にお仏壇が安置されていない場合は「購入」することになります。お仏壇は大きさ、色、値段が多種多様です。亡くなった方の御意向が無い、または宗派によるお仏壇の形やデザインに規定がないのであれば購入する方の意向に沿ったお仏壇をご購入されることが望ましいです。

 お仏壇に亡くなった方の御意向や宗派による規定がある場合はそれに則った物をご購入することが望ましいです。

 

 お仏壇を継承する

 ご実家に先祖代々のお仏壇がある場合は「継承」となります。

民法では、祭祀財産は祭祀を主宰すべき者(祭祀承継者)が承継することとされています。

『(祭祀に関する権利の承継)

 

第八百九十七条  系譜,祭具及び墳墓の所有権は,前条の規定にかかわらず,慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし,被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは,その者が承継する。

 

2 前項本文の場合において慣習が明らかでないときは,同項の権利を承継すべき者は,家庭裁判所が定める。』

 

祭祀承継者は、第1に、被相続人の指定により決まります。指定の方法にはとくに制限はありません。また祭祀財産は相続財産ではないため、相続税の対象とはなりません。

 

 お仏壇を作る

お仏壇に関する亡くなった方の御意向や宗派による規定がなく、お仏壇を購入されることが無いが位牌を安置する場が欲しい場合は自分でお仏壇を作ることもできます。

 

 お仏壇の代用品を用いる

 お仏壇を家に置くスペースが無い場合は棚などの家具等に位牌等を安置することもできます。一般論として望ましくない状況かと思われますが、問題はありません。重要なのは祀る場ではなく祀る行いなのです。

 

 

・お仏壇の扱い

 遺影と位牌

 遺影と位牌を一緒に安置することは望ましくありません。遺影は位牌と比べ大きく場所を取ります。位牌を傷つける恐れがある為遺影は別の場所に安置しましょう。

 

 眠るとき

 お仏壇に足を向けて眠ることは望ましくありません。しかしお仏壇を閉じておく、布や紙をかけて隠しておく等の見えない様に対処をしておけば問題ありません。

 

 お仏壇の廃棄

 お仏壇の廃棄については仏壇仏具の取扱店に引き取ってもらう、リサイクルショップに持っていく、オークションに出品という手法があります。

 不要になったお仏壇は仏壇仏具の取扱店であれば引き取ってもらえます。店舗によっては引き取りに料金が発生する場合があります。店舗等をご利用の際は事前に電話で確認をしてください。

 リサイクルショップではお仏壇の取り扱いを行っていない場合が多数です。店舗等をご利用の際は事前に電話で確認をしてください。

 オークションは買い手がつくか、買い手がついても発送等の手間がかかります。ですが、お仏壇を廃棄することなく利用できる方法です。

 

 

・お供え

 生もの

 生鮮食品等をお供えする際は時期と時間に注意が必要です。水気があるもの等はお仏壇を汚したり破損したりする原因となります。また夏場は虫の発生原因となる場合があります。ご注意ください。気になる場合は一度お供えしたらすぐに下げて頂いても問題はありません。

 

 お菓子

 お菓子をお供えする際は手提げ袋などから出してご遺族の方にお供えして頂くようにしましょう。お菓子は子供から大人までが好むもので、数日間常温で保存がきくものが好まれています。

 

 飲み物

 ジュースやお酒等をお供えする際はお猪口などの小さい器に移してお供えしてください。ただし仏教では僧侶や仏は禁酒しなくてはなりません。仏教徒の方にお酒をお供えしないように注意しましょう。

 

 お供えに際しての注意点。

 殺生を連想させるもの、棘のあるもの、毒のある物、お仏壇等を傷つける恐れがある物、大きいもの、重いものなどはお供えしないでください。

 

・お掃除

 日々のお手入れ

 ほこりなどの日々の生活で積み重なってくるものは気になったときにお掃除してください。毎日のお掃除は大変ですので気になった時のお掃除で構いません。

 

 年末やお盆の大掃除

 お仏壇には漆や金箔のようにせんさいな物が使われています。お掃除の際の乾拭きや水拭きで剥げてしまうことがあるかもしれません。剥げないことが最良ですが、汚れている際は拭き掃除等をしましょう。万が一剥げたとしても仏壇仏具取扱店等で修復をすることが出来ます。

 

 

お仏壇についてのご相談等がございましたら縁セレモニーにお気軽にご相談・ご連絡ください。

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